オレだけがハッピーエンド【東雲彰人】 (ページ42)

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傷が42こページ42

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別に具合が悪い訳じゃないが親に言われ一応学校を休むことにした

帰ってきた時玄関で絵名に会ったが、生き生きとした表情をしてた

なにか小言を言われることも無く、なんならチーズケーキ貰ったからよっぽど機嫌がいいらしい

…にしても家にいるとほんとにやることない

学校を休んだ手前どこか出かけるなんて論外だし

『彰人！今日は学校行ってないんだね』

「うわ、レン？！ビックリするからいきなり出てくるの辞めてくれよ…」

『ごめんごめんでも暇そうにしてたからさ
この間絵を教えてくれたでしょ？続き教えて欲しいんだ！』

「…まあいいけどよ」

『やったあ！』

音楽アプリからRedySteadyを再生する

いつも通り、気づいたらそこはセカイのカフェ

「どこまでやったっけ」

「ここの色が─」

絵名だったらもっと上手く教えられるんだろうな、と思いながらレンと描いていく

「あら、彰人くんじゃない」

「あ、MEIKOさんこんにち…」

は、と言おうとした時お腹が鳴る

…恥ずかしい

「ふふ、もうお昼も過ぎたくらいだもの仕方ないわ
試作のでよければパンケーキ食べる？」

「…是非おい、レン笑うな」

「もちろんよ持ってくるわね」

「盛大に鳴ったね、あはは！」

「お前なあ…もう二度と教えねえぞ」

「ご、ごめんって〜！！」

MEIKOさんが持ってきたパンケーキはそれはもうふわふわで
生クリームのふわふわと合わさって…もう、最高だった

ベリーのソースが少し酸っぱくて丁度いい

「美味しいみたいでよかったわ」

「毎日食いに来ようかな…」

「太るよ、彰人」

「うるせえ」