オレだけがハッピーエンド【東雲彰人】 (ページ24)

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傷が24こページ24

10連で司、75で彰人でたので優勝です天井以外は無課金と同じ(虚無)
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『┈┈次はいまアツい4人組！ViViD BAD SQUADだー！！』

盛り上がる会場と共に上がる心拍数

楽しみで興奮しているのもあるが、先輩が来てくれているかで不安なのもある

「…いつも通りやろうそれだけで充分だ」

「そ、だよな悪ぃ、オレの私情持ち込みまくってて…」

「そんなん気にしなくていいのに、今回だけだけど次はないからね？」

「そうだよ東雲くんほら、深呼吸して！」

言われるがままに思いっきり息を吸って、吐く

いつも通り、とまでは行かないがさっきよりは落ち着いた

先輩のためだけにやるライブじゃないんだ
状況は違えど仲間を置いて1人で突っ走るのなんてもうしねぇ

「─よし、行くぞ！」

流れるイントロもうとっくに歌い慣れた曲

「ヘッドホン外して─」

冬弥の歌い出しと共にさらに盛り上がる会場

観客をざっと見ても先輩らしき人はいない

「間違っているのか─」

最前にはいるわけない

先輩の事だし逆最にいそうな気がする

「見えない信仰心─」

どんどん盛り上がる会場

いつもなら楽しくてたまんねぇのに

別に楽しく無いわけじゃないけど…やっぱりなんというか

「なんのストーリー？─」

逆最、いねぇ

中央の方も見るが…会場のどこにも、先輩はいなくて

「合図くれよ─」

もう一度探してみるとふと見つけた帽子をかぶった女子

「ダイブすんぜHATER！」

…先輩、いた

「今リスタートキメてはじめて」

「“みたい”ただそれだけでいいでしょ」

いた、来てくれたちゃんと聞いてくれて

オレの歌、どうですか

カッコイイって、思ってくれますか

「立ち止まる暇なんてないから」

じっとオレを見つめるその目が視線が

今日だけでいい今だけでいいからずっと…オレだけを見てほしい

「Hey Yo！
アーアーマイクチェックワンツー─」

ラップパート

1番目立つだろうソロ

なあ、先輩

今のオレ、先輩の中で輝いてますか？