高華の大狼 ２

50 ページ6

『この名を付けたのは、私の父。私は元々、殺し屋の一族の娘だった。』



そして


罪のない人も


罪がある人も


みんな構わず殺してきた



『今はもう殺し屋じゃ無いけどね。』



それが嫌になって


家を出てきた時に出会ったのが


ムンドク


私に新しい名前をくれた


とっても嬉しかったの





『でも、私はみんなと少し違った。それは能力を持っていたこと』




能力の名前は月光紫蝶



『私の愛刀だよ。これで何人も殺してきた』



どうやら、紫龍の力は



受け継がれないみたい…



何故かわからないけどね





『奪ってしまった命の分、沢山の人を助けようと思った。それで今に至る』




雑でごめんね？


でも、少し言いたくない部分があるから





「それにしても、そんな細い刀じゃ200人斬るのは無理だと思うが？」



『こいつは変形が可能で、私が望めば二刀にもなるし、何千もの小さな刃となる』





『昨日はそれを使って倒した』




シーン





『空気が重いよ！みんな！』




「いや…そなたにそのような辛い過去があると知らず…」




『私は今まで通りに接してほしい。また仲間に入れて欲しい。いいかな？』



「あんたをいつ俺達が仲間外れにしたんだ？」



『(ロウガ)は(ロウガ)よ。どんな過去があろうと』




あーあ。いい仲間を持ったよあたしは

51→←49

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す