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先生が眠ってしまったので、とりあえず入部届けの紙だけ持って部室から出た。
すごい不思議な先生だったな。
｢あっ！いたよー！｣
｢まじ！｣
廊下を歩いてると、見知った人物2人が走ってくる。
間違いなく紫耀くんと岸くんだ。
紫耀くんは陸上の選手並みのスピードで走ってくる。
その後ろからは、岸くんがスマホを弄りながら走ってきた。
けど2つの事を同時にやるのが苦手な岸くんは、途中から立ち止まって、連絡を優先していた。
｢迷ってるんじゃないかと思って探してたんよ。
見つかって良かった｣
全速力で走ってきたのが嘘のように、息一つ上がってない紫耀くん。
｢ごめんね｣
｢いいっていいって。
どんどん校舎の中歩き回って、早く学校になれな｣
｢それでもしもの事があったら廉に怒られるで｣
｢え、あっ！今の無し。忘れて｣
その光景を想像でもしたのか、岸くんは顔色を変えて最初とは逆のことを言い始めた。
｢廉に言っちゃおー｣
｢紫耀、まじで止めて｣
｢言っちゃおー｣
スマホを取りだした紫耀くん。
それを食い止めようと必死に動くけど、あっさり交わされてる。
｢って、こんな事してたら俺まで怒られるわ。
岸くんは放っといて行こ｣
スマホをポケットにしまうと、走り出した。
私の腕を掴みながら。
｢紫耀ー！｣
後ろからは岸くんが追いかけてくる。
必死に走る岸くんに対して、紫耀くんは楽しそうに笑っている。
紫耀くんの体力と運動神経は、人並み以上。
運動神経が平均で、体力も平均な私が根をあげるのも時間の問題だ。
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Sakura(プロフ) - Ren_ymd.さん» Ren_ymd.さん。コメントありがとうございます！はい！！ (2019年9月15日 21時) (
レス) id: 526275f0cc (このIDを非表示/違反報告)
Ren_ymd.(プロフ) - 面白かったです！続きとても楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月15日 16時) (レス) id: 5da2d93ad2 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - kingkokoaさん» Kingkokoaさん。コメントありがとうございます！そう言って貰えると凄く嬉しいです（笑） (2019年8月10日 10時) (レス) id: 526275f0cc (このIDを非表示/違反報告)
kingkokoa - 面白かったし見ててキュンキュンしまくりですっ (2019年8月6日 14時) (レス) id: 9edbb6a4b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sakura | 作成日時：2019年8月3日 23時
