【REAL⇔FAKE】嘘のようでリアルな恋 (ページ30)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:19,739 hit

28 ページ30

〜牧野 Aside〜

『ふぅ.....』

厨房へ戻る

由美「あ､A!ありがとう!どうだった?」

『どうもこうも無いよ...ビックリした笑』

由美「私もだよ笑」

『まさか､お兄ちゃん達が来るなんて思わなかった』

由美「ていうか､皆さん変装とかほとんどしてなかったよね?」

『確かに､マスクとかメガネとかしかしてない.....バカなんか?自分らがどんだけ有名かわからんのか...!』

由美「それな〜｡ていうかAってふとした時に関西弁出るよね」

『え?そう?気のせいじゃない?』

こりゃ悠輔さんの影響かな

チーン♪

『あ､呼ばれてる｡行ってくるね』

由美「お願い!」

凪「A､来てくれるかな?」

征「いや､流石に無理やろ」

黎「いや､そんな事もなさそうですよ」

『ご注文はお決まりでしょうか?』

征「まじか笑」

悠「えーっと､オムライスとグラタン､カルボナーラ､麻婆豆腐､回鍋肉を1品ずつお願いします」

『オムライス､グラタン､カルボナーラ､麻婆豆腐､回鍋肉ですね｡麻婆豆腐と回鍋肉はライスが付きます｡ドリンクはいかがなさいますか?』

悠「どうする?」

翔「水でいいんじゃね?」

凪「僕もお水で」

『では､お水も一緒にお持ちしますね｡以上でよろしいでしょうか?』

悠「いいよな?」

征「良いよ」

『かしこまりました｡では少々お待ちくださ＿＿＿』

ガッシャーン!!!!

『!?』

女「ちょっと何してんのよ!?」

後「申し訳ありません!!」

見ると､後輩の子がドリンクのグラスを盛大に落としていた

その辺りの床一面に､グラスの破片と中身がぶちまけられている

女性客が後輩に向かって怒鳴り散らしている

女性客のスカートの裾がドリンクの被害を被っていた

凪「うわぁ.....」

『失礼します』

後「Aさん.....!」

女「アンタ､この店員の先輩かなんかね!?どういう教え方してんのよ!!この服がいくらしたと思ってんの!?」

『大変申し訳ありません｡クリーニング代等はお出ししますので､どうかご容赦ください』

女性客に向かって深々と頭を下げる

女「そういう問題じゃないのよ!!」

バシャッ

『っ.....』

後「Aさん...!!」

悠「なっ.....!?」

翔「何してんだあのババア.....!」

男「お前､一体何しているんだ!!」

女性客の連れの男性が向こうから早足で駆けてくる

おそらくは御手洗に行っていたのだろう