【REAL⇔FAKE】嘘のようでリアルな恋 (ページ23)

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～牧野Aside～

??「A～!!」

え...

振り返ると､悠輔さんが走って追いかけてきていた

『悠輔さん?...どうしたんですか?』

悠「送ってくよ｡それで､さっきはごめん!Aの事になると､つい熱くなっちゃって...俺も凪沙も翔琉も反省してるから...」

『良いんです､気にしないでください｡むしろ､私の方こそごめんなさい｡お世話になったのにいきなり飛び出して...自分勝手ですよね』

悠「そんなことない!Aはなんも悪くないよ」

『...ありがとうございます』

悠「ん...じゃあ､行こっか?」

『はい』

それからは､色んな話で盛り上がった

StellaCLOWNSの事､普段の生活の事､仕事の事､大学の事......

久しぶりに会ったとは思えない程､楽しかった

気付いたら､家が見えてきていた

悠「Aって､マンションで独り暮らししてんだ」

『はい､お兄ちゃんに言われて､オートロックのとこにしたんです...何かと物騒だって言われて｡Aは僕の妹なんだからって』

悠「...そっか｡凪沙の言うとおり､気をつけろよ?なんかあったら俺に言って」

『ありがとうございます......あ､着きました』

悠「ん､今日はありがとな...会えて嬉しかった」

『こちらこそ､ありがとうございました｡私も悠輔さんにお会い出来て良かったです』

悠「......うん」

微妙な沈黙が落ちる

『えーっと...帰り道気をつけてくださいね?.....じゃ､その...おやすみなさい』

悠「待ってA」

グイと腕を引っ張られる

咄嗟に重心が後ろに傾いたことでバランスを崩してしまう

『え......』