【REAL⇔FAKE】嘘のようでリアルな恋 (ページ21)

今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:19,735 hit

19 ページ21

『恥ずかしい......』

翔「いや､あまりにも毎回良い席にいるからさ､席運どうなってんだと思って...で､気付いたら毎回Aちゃんの事探してた...から､まあ...知ってる」

征「お前､初心な女子高生かよ笑」

翔「いやだって､マジでちらっと探すだけでいるんだぜ毎回」

黎「ほんとにそれだけなんですかね?」

翔「...気になるだろ､普通｡来てくれてるかどうか.....」

凪「思ってたんだけど...翔琉ってもしかして､Aの事好きなの?」

『なっ..お兄ちゃん!』

征「そんなどストレートに聞くか?笑」

悠「どうなんだよ翔琉」

翔「るっせぇな...んなこと､お前らには言わねぇよ｡第一､言ってどうなる?」

凪「どうなるって､決まってんじゃん」

悠「ライバルが増える」

翔「あ?」

ちょ､空気が悪い......

黎「ほらほら､そこまでにしてください｡ラインを越えすぎですよ」

征「そうやぞ｡Aちゃんが困ってんだろ｡そう言うのは､女の子の前でする話じゃねぇよ」

『いえ､私は別に......』

凪「ごめん､A...」

翔「悪い...」

悠「ごめん､A｡そんなつもりなかった」

『いえ､あの.....私､もう失礼しますね!時間も時間ですし...お邪魔しました...!お兄ちゃん､またね』

征「あ､おいAちゃん!」

ガチャ

～外～

『......』

聞きたくなかったな､あんな話

外はもう真っ暗で､街灯で道路が照らされている

もう､早く帰って寝たい...

『こんな気持ちになるなら行かなきゃ良かった...』

......後でお兄ちゃんに謝らないとな...

??「A～!!」