【REAL⇔FAKE】嘘のようでリアルな恋 (ページ3)

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〜牧野 Aside〜

『.....にしてもホントに分かりづらいなこの地図』

グ○グルマップとか使えば良かったのでは?

なんで手描きなの.....笑

『おっ､ここかな?』

結構良いとこ住んでんじゃん

実は私自身お兄ちゃんに会うの楽しみだったから､ちょっとオシャレしちゃったんだよね〜

にしても.....

『一人暮らしするにはちょっと広くないか?まぁ､アイドルだもんなぁ』

高給取りは違うぜ(´Д｀)ﾊｧ…

ピンポーン♪

インターフォンを鳴らしてお兄ちゃんが出迎えてくれるのを待つ

久しぶりに妹に会えて嬉しさを爆発させるお兄ちゃんを想像し､少し笑ってしまう

容易に想像できちゃうのが面白いのよな〜

.....

..........

...............

あれ?

『どうしたんだろ.....お兄ちゃんに限って忘れてるわけ無いし.....』

ピンポーン♪

再度インターフォンを鳴らしてみる

反応無し

『まさか.....寝てるとか?いやいやお兄ちゃん早起きだもんな』

痺れを切らして､電話をかけようとした

その時

ガチャっと鍵を開ける音がした

続いて､ドアを開く音

??｢.....はーい.....｣

お兄ちゃんとは対照的な低くて眠そうな声

『え』

??｢あ?｣

いかにも今起きたばかりだと言わんばかりのボサボサの髪､寝ぼけ眼だが整った顔立ち､寝起きの悪さを隠そうとしないざらついた低い声

私の前には､お兄ちゃんでは無い別の男性がいた

??｢.....あ?んだお前｣

『え.....え､あれ?』

やばい住所間違えたかな?

??｢ん.....?お前､Aちゃんか.....?｣

え!?.....あれこの人は.....

『あれ!?翔琉さん!!?』

翔｢やっぱAちゃんじゃん!何してんの?こんなとこで｣

寝起きの男性もとい､翔琉さんは眠気が吹っ飛んだように笑っている

『いや､翔琉さんこそどうしてここに?』

翔｢どうしてって.....ここ俺ん家だけど?｣

『え!!!?』

いやでもお兄ちゃん家だよね.....あれ!?

翔｢あ､さては凪ちゃんの仕業だな?そういやアイツ浮かれてたし｡凪ちゃんからなんも聞いてねぇの?｣

『どういうことですかね.....?』

私が翔琉さんに説明を求めたその時

??｢翔琉?どうした?｣

翔｢あ｣

『.....え?』

翔琉さんに続いて聞き覚えのある声が中から聞こえた

途端に翔琉さんがヤバい､と言う顔になる

この声は.....