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｢まずはドルイット子爵を見つけなくてはいけませんね」
一同は会場の中を歩き回りながら、ドルイット子爵の姿を探す。
｢ドルイット子爵ってのはイイ男なのかしら。それによってヤル気に差が出るわぁ〜！」
マダムの瞳はキラキラを通り越してギラギラしている。そんな彼女の隣でずーんと重たい空気を出しているのはシエルだ。
｢思い(服が)、痛い(足が)、帰りたい。
こんな姿、絶対にエリザベスには見られたくない...｣
｢それは同感ね｣
二人の脳内に、キラキラした笑顔を浮かべるエリザベスの姿が思い浮かんだ。可愛い物が大好きな彼女の事だ。今の格好を見たら騒ぎ出すに決まっている。
エリザベスの姉にあたるAは、彼女のことを可愛い妹だとは思っているが、仕事中には会いたくないのが本音だった。
｢きゃーっ、そのドレスかわいー。
そのヘッドドレスもステキーッ」
人の話をしていると、その人が現れることがまれにあるというが...
｢幻聴までしてきた｣
いるはずがないと思っている、嫌、思いたい三人は、そのまま通り過ぎようとする。だがその耳には、確かにエリザベスの声が聞こえてくる。
まさかと思い、振り返ったAたち。
｢ステキなドレスの人がいーっぱい。
やっぱりお姉様も誘ってくればよかった〜」
そこにいたのは、正真正銘本物のエリザベスだった。
シエルとAは顔を青くさせ、セバスチャンは冷や汗を流しながら、急ぎ足で人混みの中に隠れようとする。
だが、世の中そう甘くない。
｢あっ、あそこにいる女の子達のドレスすっごくかわいー」
かわいい物はチェックせずにいられない執念からか、見つかってしまった。
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MOMO(プロフ) - 26ページの最後の”夜空に浮かぶ月だけだった”っていう表現の仕方が凄く素敵で綺麗です！！その夜のこともいつか詳しく書いて欲しいです／／これからも頑張って下さい！ (2023年2月20日 5時) (
レス) @page26 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
//// - や、やばい・・・ (2018年2月10日 13時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
aiai1121224(プロフ) - とても面白くてすごい好きな作品です！更新頑張ってください！応援してます！シエルとってもかっこいいです！ (2017年12月30日 1時) (レス) id: cb7124050f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - フォローがホローになってました (2017年11月3日 15時) (レス) id: 394e6279c9 (このIDを非表示/違反報告)
SHION*(プロフ) - 三日月プリンさん» 直しました。教えてくれてありがとうございました！ (2017年10月24日 21時) (レス) id: 2fd90462d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2017年1月18日 19時
