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｢ここからあの的に当てるんどすえ」
｢！！」
指定する的は、シエルがいる場所からかなりの距離があった。
｢先輩意地悪っスねぇ。あんな細腕じゃ届きもしないッスよ」
｢
本当に大丈夫なのかという最後の確認の意味を込め、シエルはセバスチャンに視線を向ける。これに対し、セバスチャンは大丈夫だとばかりに頷いた。
シエルはナイフを的めがけて投げた。が、ナイフの勢いは寸前で失速してしまう。
｢あー、やっぱり...」
無理か、誰もがそう思った時だ。
カクッ、ドスッ！
｢「うそォ！？」」
なんと、落ちる寸前に急に角度が変わって的に命中したのだ。
道化師とダガーをはじめ、周囲で観戦していた人たちも驚きの声を上げる。
シエルは続けてナイフを投げた。そのどれもが的に命中する。
それはなぜか。その理由は言わずもがなセバスチャンだ。セバスチャンが手に持っているのは小石で、それを使って周囲にばれない速度でナイフの柄に当て、コントロールしていたのだ。
｢もういいですか？」
そんなトリックなど知る由もない道化師はその結果に感心し、ダガーは的の前でひたすら唸っていた。
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向日葵 - 更新されてて嬉しくて一気に読んじゃいました！お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしてます！ (4月16日 2時) (
レス) @page34 id: cb9e52fa3f (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続きください！楽しみにしてます✨ (3月4日 21時) (レス) @page25 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2月1日 0時) (レス) id: 4012986507 (このIDを非表示/違反報告)
心美 - 最初見たときびっくりしましたよ！私の名前と全く同じ〜なんか嬉しいです！続き楽しみにしてます。 (7月23日 10時) (レス) @page7 id: b5a6a9d7fe (このIDを非表示/違反報告)
あられ - えー！！ここで終わってしまうの勿体無いです…更新される日を待ってます… (2022年11月3日 23時) (レス) @page8 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2021年11月23日 0時
