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そして、帰宅後のことだ。
｢はぁ？なんでそういう流れになるんだ」
道中、テント内でのやり取りを聞いたAとシエルだったが、シエルはセバスチャンが取り付けた契約に不満らしく、ずっとこの調子だ。
｢でも、あれだけの時間でそこまで話をつけるなんて凄いわね」
｢感心してる場合か！いいか、僕は」「シエルー、Aー！！」
抗議している途中、満面の笑みでソーマとアグニが出迎えに現れた。
｢遅かったなー！今日の予定は終わったか！？
今日はチェスとやらを教えてくれ」
抱きつかんばかりに近づいてくるソーマを、シエルは無視して足を進める。
｢僕がいつそんな命令した？」
｢何か不都合でも？」
｢今回の件に」「何だシエル、すごい仏頂面だな！」
それでもめげずに、ソーマは彼らの後をついていく。
｢せっかく俺が出迎えたんだぞ、ニコッとくらいしろ！」
ただでさえイラついているのに、いちいち話の腰を追ってくるソーマについにシエルはキレた。
｢五月蝿いッ今忙しいんだ！黙っていろ！」
怒られてしょんぼりするソーマをその場に残し、三人は寝室に向かった。
ーーーー
｢だから、何で僕たちまでサーカスに入団させられる事になってるんだ！」
そう、セバスチャンは自身を含めた三人の入団を取り付けてきたのだ。だが、調べろとはいっても入団できるように手配しろとは一言も言っていないシエルは、この結果に納得ができずにいた。
｢入団させられるのではありませんよ。入団テストを受けて入団させてもらうんです」
セバスチャンは悪びれもなく笑顔で訂正したが、シエルからすればそんな事はどちらでもいい。
｢Aはいいのか」
このままではテント暮らしだぞという視線をAに送るシエルだったが、元来の彼女の性格故かあまり気にしていない様子で、
｢私は平気。寧ろテント暮らしってどんな感じなのか楽しみ」
ニコニコと、お嬢様らしからぬ言葉を発した。
＿＿＿そうだった。Aはこういうタイプだ...
ここに味方は一人もいないと悟ったシエルは、ガクリと肩を落とした。
味方につけるのは無理だと悟ったシエルは、額に手を当て、ガクリと項垂れた。
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向日葵 - 更新されてて嬉しくて一気に読んじゃいました！お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしてます！ (4月16日 2時) (
レス) @page34 id: cb9e52fa3f (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続きください！楽しみにしてます✨ (3月4日 21時) (レス) @page25 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2月1日 0時) (レス) id: 4012986507 (このIDを非表示/違反報告)
心美 - 最初見たときびっくりしましたよ！私の名前と全く同じ〜なんか嬉しいです！続き楽しみにしてます。 (7月23日 10時) (レス) @page7 id: b5a6a9d7fe (このIDを非表示/違反報告)
あられ - えー！！ここで終わってしまうの勿体無いです…更新される日を待ってます… (2022年11月3日 23時) (レス) @page8 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2021年11月23日 0時
