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練習を終えた後、A達はジョーカーの元へ集まっていた。
ここはテント生活なので、その部屋割りを聞くためだ。
｢厳正なるアミダクジの結果、スマイルは8番テント。ルームメイトはこいつ」
紹介されたのは、ソバカスが特徴の男の子らしいラフな格好をした人だった。
ニコニコと愛想の良さそうなソバカスに対し、シエルはただ頭を下げるだけで、心の中では他人と同室なことにやりづらさを感じていた。
｢で、ブラックは9番テント」
｢！！？」
異性であるAはまだしも、まさか同性のセバスチャンとすら部屋が違うことにシエルは焦った。
｢ブラックと僕は同室じゃないんですか！？」
｢うん？そーやけど」
｢あははは、スマイルはホントブラックにべったりだな〜」
｢そ、そういう意味じゃなく」
サーカス団を探るにあたり、セバスチャンと部屋が異なるのはやりづらい。だからこそシエルは焦っているのだが、それが道化師達に伝わる訳もなく、寧ろ寂しさ故にそう言っているのだと笑われる始末だ。
まぁ本来の目的に気づかれるくらいならば、そう勘違いされている方がいいのかもしれないが。
｢んで、人数の関係でアリスは一人になるんやけど堪忍してな」
ポンポンと頭を撫でながら道化師に言われるが、Aからしたら他人と同室よりも一人部屋の方が楽でいい。
｢ほんで、ブラックのルームメイトは...スーツな！」
最後にセバスチャンのルームメイトが告げられた。
だがそれは幸か不幸か、ウィリアムとだった。いや、彼らにとっては不幸なのだろう。
セバスチャンとウィリアムは、ショックで互いに固まっている。
それに気づかない道化師とダガーは、後は若いもん同士でと言いながらその場を後にした。
そして残された五人はというと...
｢これからよろしくな、スマイル！」
｢...は、はぁ」
ソバカスとシエルは温度の違うテンションで握手を交わし、
＿＿眠くなってきた。
Aは呑気に眠気を覚え、
｢最悪です」
｢同じ言葉をお返ししますよ」
ウィリアムとセバスチャンは嫌悪を前面に出していた。
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向日葵 - 更新されてて嬉しくて一気に読んじゃいました！お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしてます！ (4月16日 2時) (
レス) @page34 id: cb9e52fa3f (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - 続きください！楽しみにしてます✨ (3月4日 21時) (レス) @page25 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2月1日 0時) (レス) id: 4012986507 (このIDを非表示/違反報告)
心美 - 最初見たときびっくりしましたよ！私の名前と全く同じ〜なんか嬉しいです！続き楽しみにしてます。 (7月23日 10時) (レス) @page7 id: b5a6a9d7fe (このIDを非表示/違反報告)
あられ - えー！！ここで終わってしまうの勿体無いです…更新される日を待ってます… (2022年11月3日 23時) (レス) @page8 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2021年11月23日 0時
