第9話 頼み ページ16
修「...うわっ!?なんだこれ!?」
ミクモくんが戻ってくるなり､驚きの声を挙げる｡
遊「おう､おかえり｡」
A『おかえりなさい､ミクモくん｡』
遊「大丈夫だ､オサム｡今度はホネは折ってないぞ...多分｡」
ニコリと言う遊真｡
修「そういう問題じゃない!!」
私達は歩きながら､ミクモくんの買ってきてくれたものを食べる｡
ハンバーガーという食べ物らしい｡
ミクモくんが､本日何度目か分からないお説教を始める｡
遊真は暴力的すぎるとか､もっとマシな解決法があるとか｡
しかし､今までそうしなければ殺られるという環境で育ってきたからな｡
遊&A「『“法律ってのは世界を回すためにある。おまえらを守るためじゃない”』』
昔､父さんに散々言われたことだ｡
遊「......うーむ､しかし日本だとそれじゃまずいのか?」
修「そ､そうだ!日本だとまずいんだ!」
ふむ...だったら､と残りのハンバーガーを口に入れて遊真が言う｡
遊「オサムがおれ達に日本のこと教えてくれよ｡」
修「えっ!?」
遊「日本のことがもっとわかれば､おれ達はもっとうまくやれるかもしれない｡」
だろ?とミクモくんに問う遊真｡
確かに､私もまだ日本のことはよく分からないし......
でも､とりあえず......
A『遊真､口に付いてる｡』
遊「おおっと、さんきゅな｡」
ぺろっ､と舐め取る遊真｡いや､子供か?...あ､いや子供だ｡
修「わかった｡日本のことはぼくが教える｡...そのかわり､忠告はちゃんと聞けよ｡」
遊「おっ､やったね｡よろしくな!」
A『ミクモくん､ありがとう｡』
遊「いやーよかった｡これで一安心だな｡」
修「......あ!おい!!」
......!まずい！
遊「ん?」
修&A「『赤......!!!!』」
キキーーーーッッ...ドシャッ!!!!
A『遊真!!!!』
修「空閑!!」
時すでに遅しとは､このことか...遊真は車と真っ正面から激突｡
数メートル先まで吹っ飛んでいった｡
急いで駆け寄る｡
遊「...あー､しまった｡またやった...赤は“とまれ”だった｡」
遊真の左目辺りに“割れ目”があり､そこからトリオンが漏れていた｡
ミクモくんが唖然と目を見開いているうちに､割れ目は塞がっていた｡
女「きゅ､救急車!救急車!!大丈夫ですか!?」
運転していた女性と助手席(?)に座っていたらしい男性が
慌てふためいて車から降りてきた｡
遊「ハイ､だいじょぶです｡」
車と衝突して数メートル吹っ飛ばされたのに､けろりとしている遊真｡
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シノン - しおりさん» ありがとうございます!結構複雑になっちゃって大丈夫かなと思っていましたが､しおりさんのおかげで自信が出ました!これからオリジナルのストーリーを投稿する予定です。是非見ていただけると嬉しいです（ ´∀｀） (2020年11月18日 22時) (
レス) id: c8f6483df7 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初投稿でこのクオリティ！？すごく面白かったです！私も初投稿の時は色々たいへんでした(笑)もしわからないことがあったら聞いてくださいね！わかることなら教えられます！これからも頑張って下さい！！応援してます！！！ (2020年11月18日 6時) (レス) id: 8b054000fd (このIDを非表示/違反報告)
シノン - ぽんさん» 失礼します。こんにちは、この話を投稿させて頂いているシノンと申します。ご指摘本当にありがとうございます!完全なる自分の不注意です。ぽんさんのおかげで本当に助かりました。本当にありがとうございます!失礼致しました<(_ _)> (2020年11月16日 21時) (レス) id: c8f6483df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノン | 作成日時：2020年11月15日 2時
