美術室の爆弾魔【宇髄天元】

第47話 ナンパ※続き ページ48

待ちに待った今日がやってきた。



今日は先生とデートの日。いつもより気合を入れて、30分も早くついてしまった。


そのせいで私は…






なんぱ1「ねぇねぇ、さっきから無視してないでさ〜、俺らと遊ぼ。」


なんぱ2「金とか全部払うし、俺ら君みたいな子とデートすんの夢だったんだよねぇ」


ナンパされてます。しかもしつこい。







夢「あ、の。私、彼氏待ってるので…。」


な1「え、なに彼氏いんの？あー…じゃあさ、連絡先交換しようよ、いいでしょ、ね？」


男の1人が私の腕を掴んだ。



夢「ちょっ、さわんないで、」



腕を掴まれた恐怖で、上手く言葉が発せられない。


夢「(たすけて！)」









「あー、そこのお前ら。何やってんの？」









夢「っ、せんせ…！」



先生は、掴まれてない方の腕をひっぱって、私を腕の中に抱きしめた。



宇「俺の彼女になんか用か？」



な2「っ、なにカッコつけてんだかわかんねぇけどさ、その子、俺らにかしてくんない？」





宇「…あ"？なんでお前らみてぇなゴミ虫がコイツ連れて歩いていいと思ってんだ？
お前ら、俺の気が済むまで殴り倒してもいいんだぞ？」



な1「…ﾁｯ、おい、行くぞ。」



な2「お、おう。」









宇「大丈夫だったか。

…お前なぁ、あーいうやつにはもっと、バシッと言わねぇとダメだぞ？」




夢「だ、だって…怖かったんだもん。」



宇「…しょうがねぇな。じゃ、虫がつかねぇように手。繋いどくか？笑」


夢「っうん！ありがと、先生！」



先生は私の手を取って、恋人繋ぎにした。


こういうことをスムーズにしてくるから、



あー、大人だな。なんて思う。




宇「あと、先生 じゃなくて？」



夢「んふふ、楽しみだね。天元！」




久しぶりのデートが始まりました。

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