弟なんか要らなかった ２【おそ松さん】

八十三松 ページ37

トド「へぇ、一松兄さんと会ったんだ」


仕事の休憩時間、 バックルームでトド松にさっきの事を話す。カラ松や十四松を家に呼んで聞いても良いんだけど、何かとマトモなトド松の方がいいと考えた


『それで思ったんだけど、俺が路地裏の子猫にゴハンやるのって珍しいか？』


トド「そりゃ、僕達が知ってる兄さんは 酷いこと言ってくる性格悪い人間だったし。そんな奴が子猫の世話とかしてたら誰だって驚くよ」


こいつ結構ズバズバ言うな……まあ、事実だから何も言い返せないけど


トド「で、一松兄さんとはちゃんと話せたの？」


『うーん、話せたというか…話せてないというか……昔と同じような感じだったかな』


トド「駄目じゃん！」


ずっとスマホを見ていたトド松が、急に顔を上げて俺に目線を合わせた


トド「あのね、僕らと仲良くしたいと思うなら、今までみたいな態度じゃ駄目なのくらい分かってるでしょ
僕やカラ松兄さん達は A兄さんのツンデレ具合とか天邪鬼とか分かってるから良いけど、他の兄さん達はそんなの知らないんだからね！」


『お、おう……』


トド松の奴……いつからこんなに口が達者になったんだ？よくあんな長文を噛まずに言えるな……
てか、


『トド松、｢ツンデレ｣ってなんだ？』


トド「…はあ、カラ松兄さんのポンコツはA兄さん譲りか……」

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