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2話 ページ3
しばらく走っていると 前によく知る後ろ姿を見つけた私は、走るスピードを上げその人に声をかけた
「ちょっ、鶴丸！？そんなゆっくり歩いてたら遅刻するよ！今日、始業式だよ！」
鶴丸は私がいきなり声をかけたことに驚いたのか、「うおっ！？」と声を出した
鶴「俺を驚かすとは何奴…ってA？もう先に行ったんだろうと思ってたが…というか今日が始業式だってことぐらい分かってるぞ」
鶴「それにそんなに急がなくても間に合うと思うぞ。もうそこまで距離もないしな。」
鶴丸にそう言われてまわりを見ると、気づけばもう学校の近くまで来ていた
それにほっとしていると
鶴「まさかAは今日が始業式だってこと忘れてたのか？」
ニヤニヤと笑う鶴丸に図星を突かれ思わずどもってしまった
「そ、そんな訳ないでしょ！」
私のバレバレな反応を見て、鶴丸はいたずらっ子の様な顔をした
鶴「きみも案外ドジだよな」
その笑顔に一瞬ドキッとした
他の女の子なら今のでイチコロだろう
なんて思っていると学校に着いた
鶴丸の言うとうりそんなに急がなくても良かったなと思っていると
いつの間にか鶴丸はクラス表を確認していた
私も確認しようと思ったが、人が沢山居て確認することが出来なかった
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作者名：柴乃 | 作成日時：2017年4月7日 0時
