王様ゲーム～新しい人生？～【暗殺教室・おそ松さん】 (ページ37)

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「明日、行こう。きっと」

ニンマリと笑うA。

約束ねと言い小指をたてる。

「「ゆびきりげんまん嘘ついたら針千本の～ます。指切った！！」」

俺はこの瞬間が一番楽しかった。

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Aside

よくドラマで見るような面会室だった。

智菜さんが、監視員とともに入ってきた。

ギュッと握る手には汗が滲む。

面会室に入ってきた智菜さんは私を見た瞬間ニヤリと笑った。

「ほんと…お人好しが過ぎるでしょ～」

そう言いキャハハハハハと笑う。

「普通さ自分を殺しかけた相手に会いに来る？」

「私、貴女と話がしたかったの」

「で？何を聞きたいの？」

ゴクリと唾をひと口吞み込み潤す。

「何で私を殺そうとしたの？」

智菜さんの口角が徐々に三日月型になっていく。

無理やり上げているようにも見える。

「それは、警察にも話した通りただAが憎かったから」

「どうして憎かったの？」

「どうしてって？……顔よ！その顔やけに整っててむかついた」

他にもとブツブツ言い始める。

「違うよね！！」

私の大声で智菜さんもおそ松君もびっくりする。

「目の悲しみが全く消えないじゃん！私をとても恨んでるように見える。」

「はっ……ははっ」

ポタポタと目からしずくを落とす智菜さん。

「情報屋から手に入れたんだけど、王様ゲーム最後に残ったのは貴女と京瀬にぃだった。」

王様ゲーム？

「A！！逃げろ！！」

「Aはやっぱり生き残るべきだよ！」

次々といろんな記憶が蘇ってくるような気がした。

「そこで、京瀬にぃを殺したにはA、貴女だった。そのせいで…

叔父さんが死んで………」

そこまで言うともっと多くの涙が智菜から流れ出した。

「私のお父さんは、甥も義兄もなくして精神的に病んでしまってた。

それで、去年お父さんは部屋で首を吊って死んでた…。

もしAが死んでたら、私が一人になる事もなかった！！」

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おそ松side

一人になる事もなかった…か。此奴は寂しかっただけなのか？

それで恨んでAを殺そうとしたのか…

Aは一言も喋らなくなった。