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いつものようにお祖母様の前で片膝を床に付き、お祖母様の言葉を待つ。
お「シン。今日の仕事を言い渡します」
シ「なんでしょうか」
お「これからしばらくの間、ある天使の看守をしなさい」
思い掛けない言葉に、少し目を剥く。
シ「看守を？ 宜しいのですか？」
お「他の者は、その天使は穢れていると言って看守をやろうとしないのです」
シ「分かりました。看守を務めさせていただきます」
返事をし、「失礼します」と言いながら部屋を出る。
……看守の仕事……。
他の者がやろうとしないとはいえ、お祖母様がやっと私を認めてくださったのだろうか。
そう思うと少し誇らしくなってきたな。
……それはそうと、穢れている天使か。
一体どんな奴だろう。
醜くて仕様がない出で立ちでもしているのだろうか。
シ「！」
廊下のいちばん奥の牢屋に、天使が閉じ込められている。
看守がまだ付いていないから、これがお祖母様が言っていた奴だな。
天使は気絶しているようだ。
丁度いい、このまま見張るか。
〜〜〜
そのまま天使が起きる事無く、夜になった。
その天使は見る限り、どこも穢れているところは無さそうだった。
顔だって醜くはない、寧ろ整っている方なんじゃないかと思う。
世間一般的に言う「美麗な顔」の基準を知らないが、多分そう。
シ「なんで、コイツが穢れていると？」
私に夕食を持って来た同僚に聞いた。
「コイツは沢山の冥府軍を浄化しているらしいのだ。俺たちの仲間を殺すような奴は、穢れている」
シ「あぁ、そういう事か」
合点がいく。
つまり、ただ少しだけ邪魔になるという奴ではなく、完全なる敵、か。
尚更、情を掛けるなんて事があってはならないな。
天使は、まだ起きない。
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降魔(プロフ) - お気に入り登録、有難う御座います!! (2020年11月28日 12時) (
レス) id: 0646a3f0ae (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - ランさん» 有難う御座いますぅうﾞ!! (2019年12月27日 6時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ラン - めっちゃ面白かったです！やっぱりぼくブラックピット大好きです。これからも頑張ってください！ (2019年12月26日 21時) (レス) id: 8a2d54dc6e (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - suwaroさん» 有難う御座いまs……あっ!! 『占ツクｲﾔｯﾎｩ委員会』所属してるから敬語無し！ (2019年11月15日 18時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
suwaro - そんな過去があったのか…あ、面白いです！頑張って下さい！ (2019年11月15日 17時) (レス) id: 1a4b63d778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：降魔 | 作成日時：2019年8月14日 9時
