【進撃の巨人】俺は野郎になんて興味ねぇ【男主】 (ページ6)

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５話ページ6

リヴァイside…

俺はやっと昨日エレンが言っていた意味が分かった。

エレン「兵長、Aと一緒に寝るって本当ですか？」

エレンが複雑そうな顔をして言って来たときはあいつの事が好きで
ヤキモチを焼いているのかと思ったが、実際は違った。
まぁ、それもあるのかもしれないが。

リヴァイ「あぁ、それがどうした？」

エレン「あいつの寝起きには注意してください。かなり寝起き悪いんで」

甘く考えていた俺が悪かった。
朝起きてあいつを起こそうとすると、いきなり抱きつかれた。

リヴァイ「っ！？おぃ、起きろ！！」

俺がそう言うとこいつは寝ぼけたまま口を開いた。

『…うっせえなぁ。次に喋ったらキスすんぞ』

リヴァイ「は！？何言ってんだよ」

『はい、アウトね』

そう言った瞬間本当にキスして来やがった。

リヴァイ「んぅっ…！？や、やめっ…っ」

口を開いたらいきなり舌が入ってきた。

リヴァイ「…っん、…ふぅ、ぁっ///」

なんでこんなに上手いんだよ。
頭がぼーっとする。
抱きしめてくる力はそんなに強くないのに、
全身の力が抜けて逃げられない。
思わず自分のものとは思えない声が出た。

そんな時だ。

『…はっ！！わ、悪い！！！』

完璧に目が覚めたのかガバッと身体を離された。
そしてこいつは俺の顔を見てため息をついた。
多分顔も赤いし涙目だし息も荒い。
相当情けない顔をしてるだろう。

Aは俯き、顔を両手で覆いながら口を開いた。

『マジかよ、信じらんねえ。何やってんだ、俺』

後悔してるのか。
それはそうだ。相手は男だし。
しかも好きでもねぇやつにだ。
当たり前だ。

なのに何故俺はこんなにショックを受けているんだ…。

『本当に悪かった。』

そう言ってあいつは出て行った。