【進撃の巨人】俺は野郎になんて興味ねぇ【男主】 (ページ28)

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２７話ページ28

『はぁ…せっかくいい雰囲気だと思ったらいきなり蹴り飛ばしやがって。』

きれいな服に袖を通しながらぶつぶつと文句を言った。
ついでに髪は伸びたので横の下の方に結ぶことにした。

リヴァイ「仕方ねぇだろ。お前血だらけだったじゃねぇか」

俺はそんなリヴァイの言葉を聞きながら最後にロングコートを羽織り、襷を付ける。

『まぁな。…ふぅ、さっぱりした。』

ソファーに座ると、隣にリヴァイが座った。
…え、近い近い。

『何でお前は隣に座んだよ。普通向かいに座んだろ！？…しゃべりづらい』

リヴァイ「…お前本当に俺のこと好きなのか？」

『…んなこと何回も言わせんな』

女みてぇに何回も聞きたいのかこいつは。
しかも自分から聞いたくせに顔を赤くしている。

リヴァイ「…だったら付き合ってくれんのか？」

ん？付き合う？？
付き合うって！？
ホントにお前ってやつは…どんだけ女々しいんだよ！！
真っ赤な顔で手を握りしめんなよ。
三十路だろ！？
おっさんだろ！？

『…い、いや、付き合うっつっても何すんだよ。何も変わらないだろ。』

リヴァイ「…。」

リヴァイは恨めしそうな目で俺を見る。

おぉい！何だよその眼は。
何が言いたいんだ。

…もし付き合ったらどうするんだ？
付き合ってないけどキスはしただろ？

…その先か？

リヴァイ「嘘、なのか？…お前が俺を好きだというのは」

違う、嘘じゃない。
だからそんな泣きそうな顔するな。

リヴァイは俺をソファーに押し倒した。

リヴァイ「他に好きな奴がいるのか？」

いない。いる訳ない。

俺はこいつのスカーフを引っ張り、顔を近づけキスした。

『…俺はお前と付き合っても、他の男と寝るぞ？』

リヴァイ「…仕事、だろ？我慢する」

『…本当にいいのか？俺なんかで』

リヴァイ「当たり前だ。」

今度はこいつからキスしてきた。
そう言えばはじめてな気がする。こいつからしてくるのは。
やはり恥ずかしくなったのか顔を真っ赤に染める。
俺は優しくこいつの背中に腕を回す。

『俺がキスしたのはお前が初めてだし、お前だけだ。』

今まで何人もの男と体を重ねてきたがキスはしなかった。
する必要もなかった。
だから、これが俺がこいつにやれる初めてだ。

リヴァイ「…っ、俺の初めても全部お前にやる///」

…ものすごい口説き文句だ。