手の届かない君だけど…。4 *A.Daiki*

96♯ ページ6

伊野尾side





俺は、大ちゃんにありがとうを伝えて店を出た。







やっぱ大ちゃんいいやつだよな。



俺、好きだわ〜。←








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でも、ごめん。

大ちゃん、俺気づいちゃった。









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大ちゃんが、あかりちゃんのこと好きだって。








俺だって、そんな鈍いわけじゃないし。







俺が話してる時の大ちゃんの目。

明らかに切ない目だった。

あかりちゃんのこと好きじゃなきゃ、あんな目しないでしょ？









でも、だったらなんで俺に言ってくれないの？

なんで俺を応援したの？






俺らの仲は、好きな人がかぶったくらいで壊れる仲じゃない。







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ま、いっか。←



大ちゃんが言わないなら、きっと理由があるんだよ。

俺がそれを聞くのも正解だと思わないし。







俺、こういう性格だからテキトーって言われんだろうなー。







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.







とりあえず、集合時間まではのんびり過ごそ。


大ちゃんのおかげでなんか前向きになれたし。(←早っ！)







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そういえば、今日からあかりちゃんが戻ってくること、大ちゃんも知ってたんだ。






薮が俺と2人でいる時に教えてくれたから、みんな知らないのかと思ってた。

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