手の届かない君だけど…。4 *A.Daiki*

112♯ ページ25

・








『………………大ちゃん、あのさ。

最後に私たちが会った日のこと…覚えてる？』


今度は私から話し出す。







「……………………………おう。」




ここで言わなきゃ。





『あ、あの日…さ。そう…

わ、わたしね、あの時悪いことしちゃったなぁと思ってずっと謝りたかったの。

ほら、私あの時好きって言ったでしょ…？

あれ。ほんとにごめんね。



私あの時大ちゃんに彼女いるの知ってたのに、好きって言って大ちゃん困らせちゃった。』









.









.









.









ねぇ、私は何を言ってるんだろう。

困らせちゃってごめんって？


そんなの言いたかったわけないじゃん。

いつから私は思ってることを素直に言えなくなったんだろう。









.









.









.









しばらくたっても大ちゃんは何も言わなかった。







『……………あ、もしかして大ちゃんそんなこと忘れちゃってた？苦笑』



そっか…そりゃそうだよね。








.









.









「いや…そんなことないよ。忘れてなんかない。」


え…



『じゃあどうしt「あ、あのさっ…」』









.









「あのさ、それって…







もう俺のことは好きじゃないって…ことなんだよな？」




そう言って大ちゃんはちょっと寂しそうな顔をして笑ったの。









.









違う。そうじゃない、そうじゃないよ。

今もに決まってる。



でもごめん、私なんでか分からないけどこれが言えないみたい。





やっぱり、答えが怖いからかな。

アイドルの君にこんなこと言っちゃいけないって心のどこかで思ってるからかな。




情けなくてほんとにごめん。








でもそれより大ちゃん。

君はそんな寂しそうな顔して何が言いたいの…？

113♯→←○・子猫たいむ・○

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーメンバー

いのあり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す