手の届かない君だけど…。4 *A.Daiki*

104♯ ページ15

改めてだけどさ、ほんとに大ちゃんはかっこいいね。



大ちゃんを見てるとね？
自然とほほえんじゃうの。

ずるいくらい、かっこいいから。








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今の私にできることは、ただただ大ちゃんの隣に座ってるだけ。



それだけだけど、薮さんが私をここに残してくれたこと、ほんとに感謝してる。






大ちゃんの寝顔、綺麗すぎだよ…。





この顔が笑顔になるとね？
私も笑顔になれるの。

この目から涙が出るとね？
私の目からも涙が出るの。





私ね？
今すごい悔しい。

なんで大ちゃんがこんなことになっちゃったんだろうって。
なんで私じゃなかったんだろうって。


大ちゃんには、たくさんの待っててくれる人がいるんだよ？

なんで、なんで大ちゃんなの？








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でも、悪いことばっかじゃなかったみたいね。

それが分かるのはもうちょっと先のこと。









今はずっと、大ちゃんが起きるのを待ってるだけだった。









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大ちゃん。

明日には起きるよね…？

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