ﾊﾏﾀﾞﾕｳﾀﾛｳ* 男主 ページ18
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* sideﾐｿﾞｸﾞﾁﾕｷｵ
楽屋で繰り広げられるこの光景にも、もう慣れた、慣れってほんまに怖い
『Aー』
「もうまたほっぺたですか」
『落ち着くわ』
「溝口さん何とか言うてください」
『溝口に頼んな』
「いひゃいへふ」
『痛いですって言うてる?』
「はひ」
『ほんま可愛いな』
こんな甘い雰囲気漂わせててお互い付き合ってないって怖ない?俺は怖い
Aと話した時の濱田のドスきかせたオーラが怖い、濱田ときゃっきゃ話してる時のAの視線が痛い、もうさっさと付き合ってまえや
「濱田さん出番ですって」
『ほんま、じゃ最後にもう一回だけ触ろ』
「もう」
Aなんか頬を抓られても満更でもなさそうや
その間ひたすらに俺は存在感を消して待ってる
そして一連の流れが終わったらしく俺と濱田は二人きりになった
『ごめんな溝口』
『悪い思うんやったら早く付き合ってもうてや』
『何言うてんねん』
『…』
『溝口にしては直球な言い方やな』
『ごめん』
『俺に勇気がないだけやねん、ごめんな、もうちょっと待ってて』
『うん』
『……そしたら今日もお願いします』
俺はもう頷くことしか出来なかった
濱田の付き添いを果たして舞台袖に戻るとAがいた
「すごく深刻そうな顔してます」
『なんもないよ』
「そうですか」
『お願い聞いてくれへん?1個だけやから』
「優しい溝口先輩のお願いなんて何個でも叶えてあげたいですよ」
俺に任せて下さい、とピースサインを俺の前で作ってくれたAに甘えよう
『濱田と幸せになって欲しい』
「濱田さんと?」
『俺さアホやからよう分からんけどAも濱田も好き同士で、一緒におったら幸せそうで、やったらな、俺付き合ってみたらええと思うねん』
「溝口さんのお願いですか」
『うん』
「いいですよ」
くふくふと笑いながら、実は他の先輩にもずっと言われてました、って教えてくれた
「溝口さんほど真剣に話してきた人はいませんでしたけど」
『何かごめん』
「ありがとうございます」
そのタイミングで濱田の漫談が終盤に差し掛かっており、そろそろ迎えにいく頃になる
『濱田祐太郎でしたありがとうございました!』
拍手が鳴り暗転した中
『濱田、うまくいくよ、絶対』
『ん?ありがとう』
俺はAにも濱田にも笑っててほしいんや
続く
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瀬良子 - お久しぶりです！ お返事ありがとうございます！ お話楽しみにしてますね！ (2018年4月11日 21時) (
レス) id: 4e9357ffcb (このIDを非表示/違反報告)
深海魚(プロフ) - 瀬良子さん» こちらこそありがとうございます(*´▽｀*)本当に面白かったです！(*´▽｀*)ありがとうございます承りました! (2018年4月8日 0時) (レス) id: 78543c9d39 (このIDを非表示/違反報告)
瀬良子 - お返事ありがとうございます！ すごく面白かったですね！ 早速リクエストしたいのですが、溝口さんのおかげで無事付き合うようになった二人で星野源さんの「くだらないの中に」をもとにしたお話をお願いします！ (2018年4月7日 22時) (レス) id: 4e9357ffcb (このIDを非表示/違反報告)
深海魚(プロフ) - 瀬良子さん» ありがとうございます!!嬉しいです、溝口さん良い人オーラ出過ぎててこっちが幸せな気持ち になれます(*´▽｀*)私も待機中です!(笑) (2018年4月7日 21時) (レス) id: 78543c9d39 (このIDを非表示/違反報告)
瀬良子 - お話ありがとうございます！ 溝口さんの優しさが全面に出てて素敵です！ この後のENGEIグランドスラム、濱田さんの出番が待ち遠しいです！(*´▽｀*) (2018年4月7日 21時) (レス) id: 4e9357ffcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海魚 | 作成日時：2018年3月7日 21時
