時の世界樹～勿忘草の花言葉～ (ページ4) - 小説

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3:導かれし運命の申し子ページ4

＊

目が覚めた。

此処は何処？

私は誰？…かは、知ってる。

私はAだ。
名前くらいはちゃんと覚えてる。

でも、この場所は知らない。

緑が生い茂り、
湖の美しい水面が陽の光を反射して輝いている。

耳に届くのは小鳥のさえずり。

知らない場所…本当に？

嘘だ、私は知ってる。

この場所は…

「君達が失った地球….だよ。」

もの思いに耽っていると背後から突然、そう声が響いた。

「誰っ？！」

勢い良く背後を振り向く。

そこには、黒いボディースーツに身を包む銀髪の男が居た。

＊

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作者名：？？ x他1人 | 作成日時：2014年4月22日 17時