長女52 ページ6
アクアside
あの後、もう少し話してあの子には帰ってもらった
そして今はミヤコさんと2人で話してる
ミヤ「地下アイドルの運営って実績ある人もいるけど、アイドル好きが高じてやってる半分趣味みたいな人も多いのよ
勿論、今の子の話が本当かどうかも怪しいわよ？メンバー内の嫉妬や軋轢
運営に対する不満がありもしない噂を生むなんてザラにある
そもそも若い女の子の集団を上手く纏めるのって滅茶苦茶大変なんだから
B小町の時もアイばっか人気だったもんだから贔屓って…あっ思い出したら胃が……」
そう言って顔を顰めるミヤコさん
「どのみちそんな噂が立つようなグループに、ルビーを入れる訳には行かない」
ミヤ「じゃあどうするの？」
「やりようはいくらでもあるよ、探偵雇ってネットにバラまいて」
ミヤ「そういう冗談は…」
「冗談じゃないけど、俺はルビーにアイドルをやらせるつもりは無い
少なくとも信頼出来ない運営の元では」
ミヤ「……」
「ちなみにどう？今の子本当に雇うってのは」
ミヤ「ウチはアイドルもうやってないの知ってるでしょ
それにウチは仲間を悪く言う子を雇う事務所じゃないわ」
___________________________
ルビ「じゃーん！ねぇどう？」
そう言って回って決めポーズをするルビー
ミヤ「可愛いわよ」
アメ「かわいーっ！似合ってるじゃん」
ルビ「えへーっ、やっぱ大事な日はオシャレしなきゃだよね！」
……本当に
ミヤ「ルビー…貴女本気なのね？貴女がこれから入ろうとするアイドルの世界は大変なところよ？
売れなくて惨めな思いをするかもしれない、給料面でも厳しいし
私生活は常に他人の視線を気にしながら送ることになる
ストーカー被害なんてそこら中にありふれた話、それでも」
ルビ「当たり前だよ私がんばる、だってなれるんだよ！
やっと私もアイドルに……絶対ママみたいになるんだ！」
アメ「……っ」
「……本気か？」
ルビ「本気だよ！」
ミヤ「…ならそのグループに入るのはやめなさい」
ルビ「えっ…なんで？私、本気でアイドル____」
ミヤ「本気なら、ウチの事務所に入りなさい
苺プロは十数年ぶりに新規アイドルグループを立ち上げます」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - すき (9月18日 23時) (
レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
Ohata(プロフ) - 面白いです！！変に夢主がでしゃばってなくて読みやすかったです！！楽しみにしてます！！ (2023年5月3日 18時) (レス) @page16 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - めっちゃ続き楽しみにしてます！！！無理せず頑張ってください！！応援してます！ (2023年4月27日 16時) (レス) @page3 id: 81868d4fe0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：田中 | 作成日時：2023年4月26日 19時
