聞きたくない (ページ15)

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Ⅳ ページ15

そらるside

A『…僕の精神面の心配、してくれてるんだろうけど…
　僕は自分みたいな人を救ってあげたいの。
　もちろん、壊れちゃうときだってある。
　そういうときは自分と相談して少しずつやる。
　だから…やりたいんだ。』

真剣な目(まなざし)。

どうしてもやりたいんだな。

でも…
口では幾らでも言えるよ。
いざやるとなってどうなのかな…？って俺は思う。

そ「できなかったら？どうするの？」
ま「そらるさん。」
そ「リスナーさんは？
　悲しませるの？泣かせるの？」
ま「そらるさん！」
そ「ただの自己満でやらないで」
ま「もういいと思いますよ！」
そ「なんで止めるんだまふまふ。」
ま「僕はAくんが
　歌い手なるのいいと思います。」
う「俺等も。そう思います。」

？
なんで？

そ「どうして、そう思えるの…？」
さ「やっぱりAくんの気持ちに同意できます。
　そらるさんが心配してることに対してのAくんの
　返答はきっと嘘じゃないはずです。
　理解した上だと思います！」
う「確かに、自分が救えたと思ったら嬉しいっていう
　自己満足でもあります。でも、こんなに
　言ってもやめないんですよ？」

…。

そうなのかな…？
信じて…いいのかな…？

ま「今回の件で裏切られたみたいな
　感覚なのかもしれません。でも、あんま
　引きずらないであげてください。」

そっか…

そうだよね…

そ「俺の言った通りになったら許さないから」