5「少女は泣く。」 ページ7
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【基地】
A「(…暇だ…)」
しばらく黒霧が食器を洗ってくれるので、残っている皿を洗おうと思った。
A「？……？？」
食器を洗うスポンジや洗剤を両手に持つが、何が何だか分からず棒立ちになる。
A「黒霧さんは確か…、」
皿を持って、スポンジで擦る。
(ﾂﾙｯ
A「あ」
(ｶﾞｼｬﾝｯ
洗剤で滑って皿を落としてしまった。
慌てて欠片を集めてるが。
A「…痛っ…」
指が切れて、そこから血が出てきた。
水が流れっぱなし。
皿は割れた。
指が切れて血が出てる。
どれから何をすればいいか全く分からないし、知らない。
A「水、どうやって止めるの…」
水道の水をどうやって止めるのかもさえ知らない。
この時、黒霧に教えてもらえばよかったと思った。
A「とりあえずお皿を…」
集め続けていたら、
手に沢山傷ができた。
A「(痛い…)」
この基地には水が流れる音と、少女が泣く声しか響かなかった。
〜30分後〜
黒霧「A、帰りま………
A「黒霧さ……」
ボロボロと泣いて割れた皿の所に座っているA。
黒霧「何やってるんですか？！」
A「ごめんなさい…」
黒霧は慌てて、水道の蛇口をしめて、Aを持ち上げカウンター席に座らせる。
死柄木「おい黒霧うるさい……」
またワープから出てきたのは死柄木。
死柄木「……大丈夫かA」
A「大丈夫です…」
手に包帯を巻いてくれたので、少し痛みが治まった。
A「ありがとうございます」
黒霧「それにしても…何があったんですか」
そう聞かれたのでちゃんとAは答えます。
A「お皿洗いを手伝おうとしました」
「皿落としました。」
「指を切りました。」
黒霧「なるほど…」
死柄木「かなりのドジだな」
A「どじ？？」
黒霧「死柄木弔。変な言葉教えたら駄目ですよ」
A「？？？」
死柄木「ドジっていうのはな、Aのことかな。」
A「へー！そうだったんだ…、つまり私のもう一つの名前ですか？！」
黒霧「A。違いますよ、ドジなんて言葉はありません。名前でもないです。」
A「…？そうなんだ…」
死柄木「そのぐらいいいと思うけど」
黒霧「駄目です。Aを汚さないでください死柄木弔」
死柄木「…」
A「(黒霧さん達面白い……)」
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ギザバサミ - *神*威*さん» ありがとうございます！私も敵連合大好きなのでどんどん活躍させていきたいなと思います！ (2017年8月12日 21時) (
レス) id: f1eadee04e (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - とても面白く、敵連合の皆が格好いいというか最高です！私、敵連合の人達が好きで…!これからも応援しています(*＞∇＜)ﾉ (2017年8月12日 17時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ギザバサミ | 作成日時：2017年7月28日 21時
