25「少女の仲間。」 ページ33
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その場で頭を下げて謝ったA。
それを静かに聞いていた。
A「…」
頭を下げたまま、
左手を右手で力強く握り、震えを止めようとする。
トガ「Aちゃん、震えてますよ」
A「なんでしょうね…さっきからずっとです…」
「止め方が分からないんです…」
心配そうに見つめる黒霧達に気づくと、更に怖くなる。
不格好な笑顔を見せて誤魔化した。
ずっとAの様子を見ていたトガが前に出る。
トガ「こうゆうのは…」
「握ってあげるのが一番ですよ」
ギュッ、っと優しくAの両手を握るトガ。
すると、少しだけ震えが止まった。
黒霧「…大丈夫ですか？」
A「…。はい…」
自然と出てくる涙と震える声は、隠せない。
ポタポタと床に落ちていくのが分かった。
A「…本当にすみません…これでも泣き虫なんです」
死柄木「あぁ、…分かったからとりあえず泣け」
頭を優しくなでて慰める死柄木なりの優しさと。
トゥワイス「これで拭けよ！！貸してやる！」
Mr.コンプレス「駄目だ、コイツのじゃ汚いからこっちで拭いた方がいいぜ」
トゥワイス「はあ！？」
A「ありがとうございます…」
「…。皆、優し過ぎます…！」
トゥワイス「なんだと！？さっすが俺！」
荼毘「…空気読めよ」
スピナー「慰めになるか分かんねえが、ヒーロー殺しの話でもしてやるよ」
黒霧「それで喜ぶのあなただけですよね」
部屋が一気に騒がしくなる。
その様子を見ているA。
死柄木「よかったな、A」
A「…はい、こんなに恵まれてるなんて…、幸せ者ですね」
泣きながら笑っているA。
死柄木「…そうだな」
安心した死柄木も優しく笑った。
【続く】
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〜作者から〜
多分まだ全然続くよ!
シリアス的なあれになっちゃったけど、
カッコイイ敵連合の方々と、Aちゃんをこれからも見守って？いってください！
よろしくお願いします。
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〜オマケ〜
マグネ、空気。
マグネ「だからなんでよ！」
A「え？！」
マグネ「忘れられてるわ！」
死柄木「特に良い事も言わねえだろ」
マグネ「そうだけど！」
黒霧「認めるんですね」
(ごめんねマグネ…。)
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ギザバサミ - *神*威*さん» ありがとうございます！私も敵連合大好きなのでどんどん活躍させていきたいなと思います！ (2017年8月12日 21時) (
レス) id: f1eadee04e (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - とても面白く、敵連合の皆が格好いいというか最高です！私、敵連合の人達が好きで…!これからも応援しています(*＞∇＜)ﾉ (2017年8月12日 17時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ギザバサミ | 作成日時：2017年7月28日 21時
