１日目〜死神SIDE〜 ページ2
―――『おいっ！死神…』目の前には僕を心配そうに見る人と、その人に切りかかろうとする、黒い服の人。黒ずくめの人が持っているナイフには、誰かの血がついている。次の瞬間からコマ送りのように周りが動いて、僕を見つめる彼は、いつの間にか倒れていて、ナイフを持った人は取り押さえられていた。『死なない…で…』―――
「…い、起きろ、光。」
『…あ、黒也さん。』
「何だ、またあの夢か？」
『はい…何なんですかね、この夢。』
「知るかよ。」
『ですよね〜。』
はぁ、と僕は１つため息をついた。
何なんだろう、あの夢。最近ずっと見てる夢。どこか懐かしいような…そんな夢。
「あ、忘れるところだった。光、次の仕事だ。」
『え！あざま〜す。』
「返事しっかり。」
『は〜い。』
「だから…まあいいか。」
黒也さんから紙を貰った。仕事の概要だ。
あ、何か僕達死神って人間界では“人の命を奪う”とか言われてるらしいけど、違うからね？実際は死が間近な人の魂を無事に天界まで送り届ける、案内人みたいなものなんだよ。
で、今回の仕事は…
『この人か…。』
黄色いきれいな髪色で、右目が隠れてる人。名前は、 ぺいんと さんって言うらしい。
『なーんか知ってる気がするんだよなぁ…。』
あ、僕は今、ぺいんとさんの頭の上辺りをふよふよ()してるよ。
死神って魂だけの存在だから、大抵の死神は常に浮いてるんだけど、僕は普段から地面に立ってる方のが好きなんだよね〜。だから、今もう地面に降りよ。←
『ん〜、やっぱこの方が落ち着くな〜。』
「…え？」
ぺいんとさんがこっちを見た。
『…は？僕のこと、見えてます…？』
ぺいんとさんは頷いた。
『…えぇぇぇぇ！うっそでしょ！何で！』
普通の人は見えないはずなのに。
ぺいんとさんがこっちへ歩いてくる。え、やだ怖い怖い怖い……
僕どうなっちゃうの？
――――――――――
ハイ区切り悪い〜。まあ元々ノートに書いてた作品なんで、そこら辺は気にしないでいただけると助かります。
次回の更新はいつか分かりませんが、お楽しみに〜！
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黒い白豆 - 後しにがみさん！ (2月2日 18時) (
レス) @page2 id: 62cc1f2068 (このIDを非表示/違反報告)
黒い白豆 - 素晴らしい！ぺいんとさん好きなんで、有り難うございます！ (2月2日 18時) (レス) @page1 id: 62cc1f2068 (このIDを非表示/違反報告)
クレームブリュレ(プロフ) - しにーさん» コメントありがとうございます！実際アンチなんてほぼいないでしょうからこの小説はパラレルワールドか何かだと思って見るのがいいかもしれませんねｗｗ (2020年4月7日 19時) (レス) id: 45d08105d2 (このIDを非表示/違反報告)
しにー - アンチなんて自分が許しません！あ しにちゃん大好きなのでありがとうございます (2020年4月6日 0時) (レス) id: 3b7279c343 (このIDを非表示/違反報告)
クレームブリュレ - おねさん» コメントありがとうございます！頑張っていい作品にしますね！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: 528457d23c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレームブリュレ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/CremeBrulee/
作成日時：2020年2月15日 13時
