死神の赤子

ミーハーなのは否定しない ページ10

「あの、すいません」

「はい？なんです？」

「えっと、実は私と一緒に来てた連れの人とはぐれてしまって…見かけませんでしたか？」

「わかんないですねぇ…」


まぁそうだよね、性別とか容姿聞けよってはなしだけど私もコナンも知らないんですぅ！！


「あれ？君ってあれじゃない？イケメンの彼氏さん連れてた子！」

「えっ」

諦めかけてたら、何やら思いついた様にお姉様に指をさされ笑われた、笑うなし
ってか待て、イケメンの彼氏さん？
嫌がらせか貴様、万死に値するぞ


「イケメンの彼氏さん…って、知ってるの？お姉さん」

「知ってるっつーか、ここ来た時たまたま見かけたのがちょーイケメンの人でさ！
けど隣に貴女がいたから、てっきりカレカノかなって思ってたんだけど…」


これは有力情報を得られた。
有難う、恐らく犯人と思われるイケメンさん。顔が整ってたおかげだよ！


「えっと、僕らその人を探してるんだけど…どっかで見かけなかった？」

「見たわよ！さっき…っても、15分くらい前に警察っぽい人と一緒にそこの階段で降りてったけど…」

「ありがとです！」

「いやいや、気にしないで！その代わりと言っちゃ何だけど」

「それでは！！」


ミーハーが聞きたい事はわかる。
しかし言わせないし言う気もないぞ、そいつ多分殺人犯だしな


「こんな所で有力情報を得られるなんてね。で、イケメンの知り合い知らない？」

「さっきも言った通り、名前とねn」

「知らないかぁ…」

「おいこら」

なんだかんだ、こんな感じのやり取りがさっきから続いてる。

図ったな、シャ○！！→←面食い説

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