死神の赤子

面食い説 ページ9

騒めく人混みの中を、警備員になるべく見つからない様にコナンと歩んでいく

どうすればいいのか、それをコナンと軽く話し合った結果取り敢えずは逃げつつ、私が水族館の中に入った時の情報を得る事にした

その為には、あまり時間に関係のなさそうな一般人に聞くしかない為だいぶ怪しさがある気がするがこの際は気にせん


「やっぱ時間経ってるから…私が来たと思われる時間帯のお客さんは帰っちゃったのかなぁ…」

「まぁ正直、これは望み薄いからね…」

「どないしましょかー…」


ちょくちょく、コナンとの会話にも慣れてきたからか口調が崩れてる私に向けて何言ってんだって目を向けてくるコナン

やめて下さい、ただちょっとリラックスしちゃってるんです気にしないで下さい…(震声)

「というか、本当にAさんなにも覚えてないの？」

「君もだいぶ何言ってんだって話してくるね？覚えてないってば、名前と年齢と性別と住所と番号と生い立ちと」

「ごめん僕も聞きすぎた。だからそれ毎回繰り返して言わないで」


大体、学校でも同じ事を何回も聞かれて疑われるたびにこうしてたら無理矢理でも納得してくれる
代わりに好感度としては下がるからやる事はオススメしない！でもやってみよう！


「取り敢えずあの人に聞いてみよっか」

「コナン君、君実は面食い？」

「真面目にして？」


コナンが指さした相手は、先ほど聞いた人と同じくらい美人なお姉様。というか何故君男性に聞かない

ミーハーなのは否定しない→←予感は当てやすい

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