足を踏み入れてく ページ25
ガチャン!と真後ろの扉が開き俺と灰原は慌てて後ろを振り返り警戒する
スタッフ専用通路の扉が開いたらしく、その扉がゆっくりと開き切れば逆光で相手は見えにくいものの、何となく誰なのかはわかった
「っ、コナン君…と」
「安室さん!」
「…妙なタイミングでやって来たわね」
確かに、Aさん犯人説を唱えた瞬間に扉が開いたから正直驚いたが
恐らく、安室さんも黒の組織のバーボンとしてやって来たのだろうという事はわかる。敵という形であれど
公安警察なのだから、心強い味方である事には変わりはない
「えっと…何故コナン君と哀ちゃんが此処にいるんだい?」
「奴らに狙われてるある人を探してるんだ」
「…ある人、…それは高校生くらいの女の子かな?」
「うん。知り合った経緯はちょっと複雑だから、説明は後で!安室さんは?」
「僕も恐らく、その女の子を追ってる所だよ
…ちょっと、用があってね。」
組織のバーボンとしても、公安の降谷零としても
そう答える安室さんの瞳は何処か怒りに満ちている様にも見える。様子からして、安室さんは何か知っている様だった
「…安室さん、安室さんはAさんの事何か知らないの?」
俺がそう問いかけると、安室さんは露骨に俺へ目線を向けて少し口を噤んで目を逸らした
何か迷ってる様にも見えるその姿は先程の赤井さんと似た様に見える
「…君は彼女の事、何処まで知ってるんだい?」
「俺は…彼女がある殺人事件の容疑者として狙われていて、何故か組織の人間にも狙われている。って事だけ…かな」
あと、Aさんは何らかの形で記憶喪失になっちゃってるみたい
俺がそう素直に答えれば、安室さんは目を見開いた後強く拳を作り握り締めた
「…エゴイスト、アンタは…!」
「…エゴイスト?」
安室さんの口から漏れたその静かな怒りに違和感を感じた
もしや、と思い咄嗟に声をかける
「もしかして安室さん、さっき僕達を襲ってこなかった!?
閃光弾投げてきて、その隙にAさん捕まえて銃口向けて……」
「…まさかあの時のは、君だったのか」
安室さんも驚いた様子で俺を見た後、成る程と何か理解した様に頷いた
それから少し間を空け、安室さんが国を開いた
「……君は彼女から、何て名前で聞いた?」
「え?小路、Aって…」
「…コナン君も哀ちゃんも知ってるだろうけど、殺人事件で殺された被害者の仙道優一さんは…あの人の"前"の名前は」
「"小路優一"だったんだよ、」
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抑圧死亡者S(プロフ) - 天駆ける星の道導さん» むふふ、彼女の正体が段々明らかになっていきますよ。悪夢はあの、戦闘シーンはガンダムとドラゴンボールに見えました(切実) (2016年6月20日 20時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)
天駆ける星の道導(プロフ) - 更新楽しみにしてました彼女の正体がとても気になります僕もナイトメアみましたよ!もうやばすぎて五回もみちゃいました・・汗) (2016年6月20日 19時) (レス) id: e599834b8c (このIDを非表示/違反報告)
抑圧死亡者S(プロフ) - 高羽涙さん» 映画見てきたんで頑張ります…! (2016年6月19日 22時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)
高羽涙(プロフ) - さいっこうです!頑張ってください!! (2016年6月19日 21時) (レス) id: 2e3e35766e (このIDを非表示/違反報告)
抑圧死亡者S(プロフ) - 天駆ける星の道導さん» 有難う御座います!通知の多さに圧倒されながらも頑張って書き込んでおりますので今しばらくお待ちを…( *` ∀´) (2016年5月24日 15時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抑圧 | 作成日時:2016年5月21日 13時