死神の赤子

図ったな、シャ○！！ ページ11

「でもまぁ、おかげで目的地は出来たけど…私無理だよねこれ。

階段ってこれあれじゃん、軽く一時間くらい前にここ通っちゃったよ…」

「って事は、この先応接室と繋がってるって事だね…」


皆さん、あれから一時間近くは既に経過してるんですよ。そろそろ私見つかっても可笑しくないんですがそれは


「さっきのミーハーにイケメンの容姿聞くんだった畜生…」

「Aさんって口悪いよね」

「君もねコナン君」


なんだろうね、私達も出会って30分くらいしか経ってないのにこんな打ち解けてるよ、凄いね！


「…ねぇAさん」

「何だいコナン君。まだ疑うつもり…」

「僕急いでイケメンさんの顔確認してくるから、Aさんできるだけ人が多い場所居て」

「えっ」

なんかいきなり真剣な顔になったコナン君。どうしたんだい少年、私を心配してくれてるってか？有難う！！

「出来るだけそこに留まっててね」

「全力を尽くす」

「うん？まぁ行ってくるね！」


なんだかんだと、近くの席に座ってコナンを待つ事になったが…意味深だよねぇ、あんな真剣な顔で出来るだけ留まってなんてさ


「…………」

まるで、私が誰かに狙われてるみたいじゃないか。実際誰かに見られてる気がするけど

「……暇だ」

多分これを呟くまでの間に30秒しか経ってない気がする、飽き性か
そんな事を呑気に考えながら足を軽く揺らしてコナンを待つ。

にしてもまぁ、なんで私が濡れ衣着せられて…しかもしゃちょさんと出会う事になったんだろ？



まぁそんなの私が考えた所で、頭無いからわかんねーけど！！
若干自分に呆れた様に百面相していれば、ふと声をかけられた


「あれ？君一人？
彼氏と喧嘩した感じ？」

「どちら様でしょうか……」

なんかチャラそうな奴に声かけられたってかまたイケメンかよ、彼氏いない歴=年齢の私への嫌がらせか、まだ十六年しか生きてねぇんだよ！！！！

ってか待て？これはナンパっぽい事してきた奴らにイケメンの容姿を聞く良い機会じゃまいか？？


「俺らと楽しい事しない？」

「あの、私の連れの男性ってどんな容姿でした？」

「えっ」

「はよ」

「しらねーよそんなの…あー、なんか眼鏡かけてて…目ぇ瞑ってた？」


親切に教えてくれる貴方達はナンパなんかやめてちゃんと生活してればモテると思いますよ

ってか待て？眼鏡かけてて糸目(？)って…


「…シャア・○ズナブル？」

ちゃんと伏字はしますが待て？犯人は赤井さんって事？あっれれぇ、おっかしいぞ？
私のにわか知識だと赤井さんは味方の筈だぞ？？？

察して、感じて。→←ミーハーなのは否定しない

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