死神の赤子

いきなり色々 ページ1

ひんやりと冷たいタイルらしきものが頬に当たっている。ちょっと眠たいけど、うすら目を開けば白いタイルが目に映った


「…ここ、何処？」


体を起こして周りを見渡せば、何処かの部屋だった。何故自分がここで眠っているのか、それはよくわからないけれど、誘拐されたのかな？

そんな風に呑気に考えていれば、ふと視界に何かが映った。それに目を向ければ、


「……えっ」


床に大きく広がり寝転んで、赤い液体を流す男性だった。
明らかに殺人ですよねこれ。えっ？待って私まだ起きたばっか、ここ来るの初めて！！

そんなこんな考えて焦り始めると、すぐに死体らしきそれから離れる様に立ち上がった


…ら、音が聞こえた。それは何やら私の手から落ちてしまったらしく、不意に私はそれに目を向けた


「…ほわっつ？」


それは、血塗れの包丁でした。


「……ぅ、うわァア！！？」

待って待って待って待って！？
なんで？私人なんか殺してないし覚えも無いよ！！ってか此処が何処なのかすらわかってないもん！！！

取り敢えずナイフからすぐに離れて部屋の扉へと向かい出て行く。
そしたらそこも白いタイルの床がまっすぐに広がっていた、廊下だ

取り敢えず廊下を歩進んでいれば、鉄の扉が見えた。私はそこから廊下を出たら、壁に地下3階と書かれていた。扉には非常口と書かれていたけど、


「真面目にここ何処だよ…」


そう零して階段に目を向ければ、階段にはまだ地下があるようで上にも下にも続いていた。本当にここ何処？

取り敢えず私は上へ上がろうと階段を駆け上がれば直ぐに扉が見えた、壁には地下2階と書かれている。
扉が案の定存在し、扉をゆっくり開き外を覗き込めば、


「ねぇ、次サメ見に行きたい！」
「うわぁ、ペンギンかわいい！」
「凄いねー…」
「あ、ラッコも泳いでるよ」


「……水族館？」

謎に水族館が見えました。地下4階以上ある水族館っとか何それ初耳

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