【ジョジョの奇妙な冒険】【混部】とある彫刻家の吃驚仰天≪不憫なディスティニー≫【ギャグ】

第四星：夢じゃない ページ6

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ここで一つ、あらすじをしておこう



此処とは違う世界に生きていたしがない彫刻家の私は、何故か元の世界でジョースターの一族に喧嘩を売られ、タコ殴りにされた後この世界でジョースター一族と戦ってきたラスボスたちの仲間の一員になったのだぁ、愉快愉快



んな訳あるかい阿呆がァ



べしっと枕を隣で寝ていたカーズにぶつけ、地団駄を踏む



『なぁんでこの私がコイツらと川の字で寝なきゃいけないんだッ！』



「むぅ……煩いぞこぉ↑むぅ↓すぅ↑めぇ↓」



『格ゲーのコマンドの様だ。……いやそれより今はこの状況について説明してもらおうか』



私の隣には朝からテンションが高い究極生命体(笑)と



素数の人が寝ている。



なんてアイマスクのセンスだ。正月の某格付け番組よりセンスが良いぞォ？



私は確か昨日、部屋の隅で一人静かに寝静まったはずだ



いや、間違いない。これでも記憶力はある方でね



「寒かったので私が連れてきたのだ」



『お前寒さとか感じないのではなかったのか』



もっともらしい言い訳だが、究極生命体を豪語するくらいなのだ。



気温の変化なんか自分で体温くらい調節できるだろう。



まぁいいか、と私はゲス共を踏み歩きながら洗面所へと向かう



六畳一間、とはいえ、意外と寝れるのか。息を吐きながら、壁を見る。



『……そうか。増やせばいい』



「……？」



『【メデゥーサ】ッ！！』



ドゴォッと壁に穴を開ける。



私のスタンドをもってすればたやすいこと。



そう、部屋が狭いなら増やせばいい。



『流石私だ、朝から冴えている』



「どこがだ。やはり君馬鹿だな」



『やかましいぞ吉良。この部屋は私のコレクション部屋兼アトリエ兼寝室にする』



「名前で呼んでくれ。……まぁ勝手にしなさい。」



『……良いのか』



流石の私も狼狽えた



いや、なんか一番こういうこと怒りそうじゃないかこのサラリーマン



あっさりとした返事に驚いた



「君は女の子だしな、大家には私がなんとなく話をしておくから」



『……ふん、馴れ合おうったってそうはいかない』



「勝手に推測してくれ。朝ごはんはハムエッグだが食べれるかい？」



『……嫌いじゃない。』



「そうかい」



そう言ってエプロンをつけて料理を始める吉良



誰かが、私のために料理を作るなんて



……夢じゃ、ないんだな。



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膝を抱えて目を伏せる少女


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