第十星:流れる星の一族 ページ12
(承太郎視点)
――
こことは違う世界で、俺達が倒した相手は
見たこともねーくらい美しくて
味わったこともないほどクズだった
自分以外の他人をただの材料としか見ないアイツは
俺達をも何とも思ってなんていなかった
俺達が何で怒ったのかも、仗助に言われるまで気付かなかったらしい。
自分の何が悪かったかを、いや
自分は悪くないと本気で思っていた
奴は、自分のすることこそが正しいと本気で信じている馬鹿で
そして、俺達に倒されてから……
他人の言うことを信じるようになったのだ
仗助がいい例だ
「承太郎がスマホ触ってるなんて珍しいね?」
「……ジョナサンか」
「ココア淹れたから、どうかな?」
「飲むぜ」
ジョナサン特製のココアを飲むため、スマホをテーブルの上に置く
画面はLI○Eの画面で
ジョナサンは驚いた顔のまま俺を見た。こっちみんな、ってやつだぜ
「えっ!?承太郎って花京院君とLIN○してたのかい?」
「花京院じゃあねェ。Aだ」
「えっ!?」
「OH MY GOD!!今なんってった承太郎!」
うるせぇ奴が口の周りにココアをつけてやってきた
帰れ。
「アイツが【ふるふるしないか】って誘ってきたんだぜ」
「いや知らねーよ、え、ってかAちゃんってーと、あのはんぱねぇ美人さんだろォ?」
敵じゃなけりゃあなぁ、とぶつぶつ言うジョセフ
敵じゃなけりゃなんだってーの。
俺達が騒いでいると、徐倫と仗助がやってくる
「Aが何?兄さん達」
「あ?いや承太郎がさぁ?AちゃんとLI○Eしてるっていうからさぁ」
「マジすか承太郎兄ィ!」
うらやまぴーッ!と言ってばたばたする仗助
そうかぁ……お前もジョセフもああいう顔が好きなのか……初めて知ったぜ。
徐倫も少し残念そうだ。仗助の話を聴いた後、俺達のAに対する気持ちが変わったからな
本当はすっげぇ素直な奴なのでは、と。
電子音がして、Aからの返信が来たことを知らせる
……何だか、友人が増えた様な気がして、まぁ
悪くはねェなと思った
――
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夢主が学校に入るよ(次回予告)
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雷獄丸(プロフ) - いやぁぁぁぁぁぁ!!!滅茶苦茶良い感じのとこで終わってるぅ〜!wなんでやw夢主ちゃんの学校生活とか、今後とか気になってきた…w続き楽しみに待ってますので! (2019年3月27日 2時) (レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
空条美羽ロイド(プロフ) - 主人公の性格が凄い好みです!更新頑張ってください!応援しています! (2016年4月10日 14時) (レス) id: d304c77694 (このIDを非表示/違反報告)
柚鹿@死神ちゃん★(プロフ) - サンタさん» コメントありがとうございます!!良い性格しておりますでしょう?w更新頑張ります!!ありがとうございます!! (2015年12月31日 9時) (レス) id: f339e64afd (このIDを非表示/違反報告)
サンタ - 主人公いい性格してますねぇ!とってもおもしろいです!!更新頑張ってください!! (2015年12月30日 18時) (レス) id: fe6be07814 (このIDを非表示/違反報告)
柚鹿@死神ちゃん★(プロフ) - 弥一さん» コメントありがとうございます!!主人公褒めてくれてありがとうございます!仗助君いつも可愛いですよ(エクスタシー)←更新頑張りたいと思います!! (2015年12月28日 19時) (レス) id: f339e64afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:死神ちゃん★ | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月12日 22時