先輩 ページ5
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「あれ、相ちゃん元気ないね
どーしたの？」
「あ、樹君
いや、大丈夫です」
樹くんは私を入所当時から気にかけてくださってる先輩
つい、先日SnowManさんとの同時デビューが発表されて、忙しいはずなのに、
今もこうやって、声をかけてくれる
優しい先輩なんだ
「マジ？
落ち込んでるようにみえるけど」
「あー、確かに落ち込んではいますけど、
自分のせい、なんで」
「さては、エゴサしたな
あれほどすんなーって言ったのに」
「気になっちゃって、
自分でも、見返したけど、ひどかったなって…」
「ひどいってわかったなら、それでいいじゃん
次、同じことを繰り返さなきゃいいだけ
ひどいってわかっただけでも、成長だよ」
「、ありがとうございます」
「ん、頑張ってね」
ひどいってわかった…
じゃあ、次、何ができるんだろう
「あ、あの！」
「ん？」
「私、陽葵さんに、会いに行けますか？」
初めて、自分から陽葵さんに会いに行こうと思った
アドバイスをもらおうと思った
このままじゃ、ダメって気づいたから
「陽葵？
あー、でも相ちゃんなら、女の子だからいけるか…」
「いつならあいてる？
今ね、俺たちと、マンズに兄さんは定期的に会いに行って、頑張って克服してもらってるんだけど、一緒に行く？」
「…一人で、いってみます」
「！わかった、
じゃあ、神山くんに連絡しとくね」
「神山くん？」
「そ、神山くんが陽葵を助けたから、亀梨くんを除けば、唯一陽葵に怖がられないで、会話できる相手なんだよ。
だから、仲介役になってもらってるの。」
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作者名：SHARU | 作成日時：2023年8月29日 20時
