ヘルプ ページ11
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夏休みがあけて、仕事も雑誌の仕事ぐらいしか入ってこなくなった時、陽葵さんの目撃情報が見つかった
それ自体には、問題はなかったけれど、陽葵さんがそのせいで、パニックになって神山くんでさえも怖がっているとのことで、ヘルプを要請された
関西住みの結愛ちゃんは、すぐには来れないならだろうな
「ごめんな、相川ちゃんも高校で忙しいのに来てもろうて」
「いえ、全然。
陽葵さん、大丈夫なんですか？」
目撃情報が出て、怯えるって相当なことがあったんかな、、
「んー、最近ようやく外でれるようなって、練習ってゆうて、まだあんま人目のないところ行ったんやけど、そこでファンの子に声掛けられてん。それ自体には問題なかったんやけどさ、その子の隣に彼氏おってさ。
やっぱ、まだ男の人あかんかったぽくて、ちょっとこわがっててん。
そこまではよかったんやけど、、」
「Twitterで、目撃情報出されてもうてファンの子集まってきちゃってさ、
陽葵のファンって女の子も多いけど、やっぱ男も多いわけやん？
それで、男のファンの人に声かけられて手掴まれた時にバニックなってもうて。そのまますぐ家連れて帰ったんやけど、
俺の事も怖がっちゃったからさ。」
「陽葵さんって、ストーカーされて男の人がダメになったんですよね？」
「そーなんよなぁ、しかも結構悪質。
こんなん言うたらあかんけど、勘違いおじさんでさ、ファンサされて俺もしかして、彼氏！？ってなってもうたみたい。頭いかれてるよな」
結構神山さんきついこと言うなぁ、
でも、そうだよね、
陽葵さんにとってその人はただのファンなだけで、特別な感情は持ってないのに、勘違いされてストーカーされるって怖いよなぁ、そりゃ
「この前、家お邪魔させてもらったんですけど、あの家って…」
「あれが俺ん家。
活動休止なってから住んでるねん。
さすがに家に戻るのは厳しいやろうしな。
まぁあの家はもう亀梨くんが売ったみたいやけど。」
あれ、神山さんの家だったんだ、
「もうつくで〜
陽葵寝室に籠ってるから、話聞いてやって。
多分女の子相手やったら話せることもあるやろうし。」
「はい、分かりました」
正直、私と陽葵さんはあんま親しくないけど、
私と話すことで、陽葵さんが、楽になれたらなって思うから
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作者名：SHARU | 作成日時：2023年8月29日 20時
