【ふかラウ】アイドルのパパとむすこ

☆不安定、？ ページ35

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深澤です。

いまね、仕事してんだけどなんか上手くいかない。

ｶﾒﾗﾏﾝ「深澤くん、もっと笑える？」

向「ふっかさーん！」

佐「えがおー！」

2人がふざけてくれてやっと笑えたけど、多分上手く笑えてないと思う。


仕事終わり。

今日は照にご飯誘われたけど、何話すかなんてわかってるし、ラウールのこともあるし断ろうとしたら、
康二とめめがラウール見てくれるって言うから、じゃあ行くぞってひかるが。

で、行きつけってほどでもないけど居酒屋へ。

岩「で、今日どうした？」

深「んー、自分でもよくわかんない」

岩「まぁ、上手くいかないときもあるか」

深「はぁ...」

よくわかんないため息をついて、テーブルに突っ伏す。

岩「疲れてんじゃねぇーの？家帰っても仕事のこと考えてんだろうし、ラウールのこともあってあんま休めてないんだろ」

深「んー、、」

ひかるが隣に立ったのがわかって見上げると顔が近づいてくる。

深「え、なに、ｯ！？」

岩「なんもしねぇーよ笑つか、熱あんじゃね？」

深「え？」

岩「帰るぞ」

照に腕を引かれて、照が俺のまで支払いしてそのまま家へ。

向「おかえりー、早かったな、、って、なんで照兄？」

深「ﾌﾗｯ...」

目「っと、え、ふっかさん？」

岩「ふっか？」

向「ふっかさん？」

目「体熱いっすよ」

岩「体温計持ってくるわ」

向「俺用意するから、照兄はふっかさん運んでや。めめ冷えピタ取ってきて」

岩「おう」

目「うん」

やっば、、なんか頭はボーっとするし体も痛い気がする。

それに視界がグルグルしてる。

向「はい、体温計」

岩「ありがとう。ふっか、脇ごめんな」

体温計突っ込まれて、冷えピタ貼られて、濡れタオルで体拭かれて寝巻きに着替えさせられ、体温計が電子音を奏でたかと思えば3人とも固まってて。

岩「よく仕事したな」

向「ほんま、倒れんかったの奇跡やで」

目「ヤバいっすね」

岩「マネージャーに電話してくるから康二は客間に布団敷いて目黒はそこにふっか運んで」

向「おん」

目「はい」

深「あるける、」

目「でも、熱高いから」

深「たかくても、あるける、」

年下に頼るのやだ。

俺は、一人でできる。

岩「康二」

向「んー？」

岩「明日、ふっかの代わりに康二に頼むかもって」

向「おん、わかった」

目「ふっかさん？」

目の前がゆらゆらして、歪む。

目「・・・」

めめが目元に触れる。

目「泣かないで」

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