第2話 ページ3
昨日の2人、嵐みたいなコンビだったな…。
そんなことを思っているとりほが
「お〜い、生きてるか〜?なにそんなぼーっとしてんのよ、まさか恋?笑」
「失礼な!勝手に殺さないでよ。いやそんなことないから笑」
「なんだつまんなー折角応援しようと思ったのにぃ」
「ないない笑 ほらもうすぐHR始まるよ」
「へいへーい。また後でねえー。」
ガタッ!!
音の原因は分かってる。隣のツヤ髪、影山くん。キューティクルの神が居るのならば、平等にしていただきたいものだ。
当の本人は、朝練帰りで走ってきたからなのか少し汗ばんでいた。
「ハザッス。昨日はすまんかったな。」
「はよ。当たったわけじゃないしいいよ、気にしないで。今朝は朝練?」
「あぁ。ギリギリ間に合った…!」
「おーいそこ2人、話聞けー」
怒られてしまった。くそぅ。
しかも教材を運ぶペナルティまで。りほにはニヤニヤされながら送られた。
2人で教材を運んでたら昨日のオレンジ頭翔陽がぴょんぴょんしながこちらへ向かってくるのが見える。うさぎかな?
「おはようA!影山くんはペナルティですか?笑」
「るせぇボケ日向」
「ヒィ!
なぁところで昨日歌ってたのAか?」
「え、そうだけど、そこまで聞こえてたの?」
「やっぱり!A歌上手いんだな!!!たまに自主練とかしてると歌声聴こえてきて誰なんだろうって思ってたんだけど、昨日レシーブしてた時一瞬歌ってるAが見えたんだ!」
「あれ夏目だったのか。」
「え、そんなに聞かれていたとは…。恥ずかしいようななんというか」
「すんげぇ上手かったから自信もっていいと思う!な、影山!」
「あぁ。上手かった。もっと聴きたい。」
「そんなハッキリ言われると照れる…。でもありがとう!私、歌が大好きなの。だから嬉しい!」
「俺ももっと聴きたい!あっ!!!なぁA部活やってないだろ?バレー部のマネージャーやらない?そしたらもっと沢山会えて歌も聴ける!」
「えっ!マネージャー!?やったことないしバレーのルールあんま分かんないよ」
「ルールくらい俺らが教える。から…マネージャーしてください…。」
「影山くんまで!?う〜ん…」
「じゃあ!今日見学しにきて!!後で迎えいくから!」
とか言って颯爽と走っていった翔陽。
私たちも頼まれた教材を届けて教室に戻った。
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きょちゃちゃ - え、あの、好きです。なんで伸びないんですか?こちらの作品友達に勧めます。 (2022年11月27日 22時) (レス) @page16 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:李織 | 作成日時:2019年10月14日 1時