潔癖症な2人【進撃の巨人】 (ページ31)

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現状ページ31

貴方side

目を開けるとそこは木。私木の上で過ごしたんだった。

ラ「おい。お前たち起きたか？さっさと行くぞ」

ライナーがそう言っている。

が、エレンがまだ寝ている。

ベルトルトはエレンを叩き起こしていた。

そういえばエレンには立体機動装置がないが私にはついている。なぜだろう。

私はよっぽどリヴァイたちが危ない目に合わせたくないと信用されているってことなのか。

舐められたもんだ。

私は弱くなってしまったのだろうか。

エルヴィンが言ってた守るものがあると強くなるってどういう意味なんだ？…

そしてエレンは無理矢理起こされていて、私たちは早々に巨大樹の森から出発した。

ライナーは鎧の巨人になり、エレンはベルトルトと繋がれて動けなくなっている。

私はやはり甘くみられているのか何もされていない。

くそ。腹が立つ。

ところでなんでこんなに早く出発するんだ？

貴「ベルトルト、なぜこんなに早く出る必要がある？それになぜ私を縛らない」

べ「調査兵団が君らを助けに来るからさ。縛らない理由は、A兵長はリヴァイ兵長たちが傷つくところを見たくないだろ。だから人質でいてくれると思ったんだ」

やはりそうなのか。

でも、こんな私はもう調査兵団のみんなに見せる顔がない。

みんなはエレンを助けに来るんだ。そう。

私が行きているだなんて誰も思ってない…誰も…

自分で言った割には悲しくて笑っちまうぜ。

いつの間にか走っていると夕方になっていた。

すると、遠くから微かに誰かの声が聞こえた。

ベ「くそ、調査兵団の奴らもう来やがったか」

ベルトルトの言葉と同時にライナーがスピードを上げた。

そして私はライナーの手の中に隠された。

私はこの方がいい。

そう。誰にも見つからない方が。

「エルヴィンだんちょーう」

「構うなー、進めー！」

ッ！何今の声。

エルヴィンに何かあったの？…

くそ…。。。

「エレンを、かえせええええええ」

この声は…ミカサって子…？

ベ「ライナー、守ってくれ」

そう言ってライナーは両手を使い、私とエレン、ベルトルトを隠した。

その隙間から微かに見えたのは、ベルトルトを睨みつけるミカサの顔。

怖っ。

金髪で小柄な男も隙間から覗いた。

ッ！そして目が合ってしまった。

？「…A兵長…？」