陰キャな彼氏 (ページ10)

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『梨花ちょっといい…？』

お昼休みが終わって5限が始まるギリギリに教室に入ってきたから放課後に梨花に話しかける。

梨花「いいけど…

Aお昼休みどこ行ってたの？

湧うるさくて大変だったんだからね！」

まるで湧が子供みたいなそんな感じの扱いだ。

肝心の湧は小テストの結果が悪くて先生に呼び出されていた。

さっきのことを伝えるなら今がチャンス。

『彼氏できた！』

梨花「…は？」

『だから、彼氏できたの！』

梨花「いや、急展開すぎるんだけど…

誰？」

『光成くん。』

梨花「いや、誰。」

『1年の子！』

梨花「1年の子って黒田くん以外に関わりあったっけ？

もう色々わけわかんない…」

あまりに急な話だったからか困惑してる梨花。

色々考えてる様子の梨花は何かを思いついたような顔をした。

梨花「もしかして、入学式の時見てた子？」

『そうそう！

あれからさり気なくずっと探してたんだけどね、全然見つからなくてさ。』

梨花「そういや確かに見てないかも、」

『だから今日探してた。』

梨花「いきなりすぎるよ…」

『そしたら偶然見つけたから告白したらOKもらったの！』

梨花「その光成くん？だっけ？

大丈夫な人なのほんとに…」

『どうなんだろ…？』

そういえば光成くんがどんな子かよく分からない。

梨花「Aほんとに大丈夫なの…」

と、梨花は項垂れてるけど正直私自身はそんなことよりも初めての彼氏に浮かれている。

『大丈夫だよ！』

そうは言ったもののたしかにちょっと不安はあるかもしれない。

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織山くんメインの話も書き始めたので良ければ見てください。

興味のないフリをして