群青恋【 K.Tomohiro 】 (ページ2)

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朝ページ2

んん、

まぶしい朝日を浴びて目がさめる。

布団から出て、リビングに降りる。

いつものように料理の準備。

早起きもいやじゃないしな。

まあ、早起きは三文の得っていうことや。

俺の片想いしてる子は学校におるの早いねん。

んー、と思っていると。

神母「ありがとう、美味しそう」

智「作り甲斐があるわ(笑)」

神母「時間、大丈夫？」

ん？あ、やばっ！

少し早く行かないといけない日だ！

智「行ってきまーす」

返事してくれる人がいるって、幸せやなぁ。

って、早よいかな！

駅に着く。

よかった、間に合ったみたい。

でも、会えへんのか、。

あ、似てる人がいる。

そんなわけないわ。

『あ、神山くん？』

智「え、なんでいるん」

『え、いちゃダメだった？』

少し悲しそうに目をふせる、君。

ちゃう、ちゃうねん！

智「ちゃう、そういう事やなくて」

『じゃあ、どういう事？嫌いなんでしょ？』

あー！どうやったら信じてくれんねん！

智「え、あー、えっと、そうじゃないねんなー」

『あははっ、神山くん面白い！』

智「どーいう事や？」

『さっきのは嘘。分かってるよー？(笑)』

え、そうやったんや。

それより、キラキラしてる笑顔が、やばい。

また気持ちが大きくなっていく。

『おーい、神山くーん？』

智「は、はいっ！あ、またや、、、」

『ふふっ。面白すぎ(笑)』

智「どーも、」

む、ちょっと拗ねてるふりして。

『ごめんって、あははっ、ごめん』

まだ、笑ってる。

『友達、なろ？』

智「っ、ええよ」

近づくにはいいかもしれへん。

でも。

友達、なんてやだ。

物足りない。

いつか。

正直な気持ちを、君に伝えよう。

そう誓った、朝の電車の中。