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風呂から上がって、髪を乾かし再び女装をする


寝る準備をして二人が眠るキングサイズのベットへ足を進める


「ん?、、、、姉ちゃん、、、?」


「どうしたの蘭、もしかして起こしっちゃった?」

俺がベットに入りかけた時蘭が目を覚ます

「違うよ、姉ちゃんが来るまで起きてようって竜胆と話してたんだよ、、、だけど眠くなっちゃって」


すぐに思いつく光景にクスっと笑みを漏らす

なんてかわいい弟たちなんだろう、、、

「そっか、、、でももう遅いから寝よっか、、」

そう声をかけて俺はベットに入り込む

竜胆を蘭との間に挟み、三人でぎゅっとして眠る


「お休み、蘭」

「姉ちゃん、、、、お、やすみ、、、、、」

そう声かけながら蘭の肩を優しくたたいてあげると蘭はすぐに眠る


俺は体の温かい竜胆と蘭で体が温かくなり眠く

今日は疲れたな……そう思いながら眠りについた


―――――――――――――――――――

夢を見た


そこでは蘭と竜胆が両親に愛されている夢

だけどその中に俺はいない


それでもよかった、俺は捨てられて蘭と竜胆は幸せに暮らしている


俺は二人が幸せなら、それでいい


幸せと引き換えに俺が忘れられても、そこに俺がいなくてもいいんだ



俺にとって幸せとは親に愛されて育つ、、、その環境だ


俺は昔からほぼ何もしてもらえなかった

してもらったことはお金を出してもらう、、、それだけ


だから、蘭と竜胆には愛を与えられて育ってほしかった


だけど両親は与えなかった、今蘭と竜胆は俺の愛しかもらっていない


両親からもらえる愛のすばらしさを知らないまま大人になって、家族を作ったとき


二人は子供に愛を与えられないかもしれない、、、、それだけは避けたかった


だから、俺の愛だけでも受けとってほしい、、そう思いながら、今日も俺は生きる

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作者名:月夜 | 作成日時:2022年5月1日 0時

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