私がシンデレラ役で王子役はベイバキャラ！？

映画の全容！ ページ3

「ジョシュアくんは王子役をやり過ぎてるから、このーなんていうのかな？THE 王子様みたいになっちゃうんだよ。」

桃谷監督の言葉に首をかしげる私。

「THE 王子様？」

「そう！例えば、王子様だったら、カッコよくて優しいのが童話では基本的だろ？ジョシュアくんはそういう役をし過ぎでもう板についちゃってるだ」

(まあ、確かにジョシュアはいろんな作品で王子様をやってるのを見たことあるなぁ…)

「そこでだ！ジョシュアくんの友達含めたブレーダーにはとても魅力的な子がたくさんいるじゃないか！」

バルトを指差す。

「え、俺？」

自分のことを指差すバルト。

「あぁ！けれど、とても選びきれそうにない！ということで、全国から魅力的なブレーダーを呼び、オーディションをすることにしたんだ！」

「バルト、先に聞いてなかったの？」

普通なら事前連絡はするはずだ。

「バルトくんには、送った手紙に書いてあった筈だけど？」

監督の言葉に、バルトは「あぁ！」と声をあげる。

「手紙！俺、あれ雨に濡らしちゃって最初の方しか読めなかったんだよ！」

「oh,no…まぁいい！これでわかっただろう！？」

ジョシュア聞かれ頷くバルト。

「それで、Aさんにはオーディションでも、シンデレラ役をして欲しいんだ。シーンは踊る舞踏会のシーン。いいね？」

「はい！けど…私、踊れませんよ？」

「いいのいいの！とりあえず、手を繋いでくるくる回ればいいから！あ、あと、海辺は靴じゃ踊りにくいから裸足でね？」

(裸足のシンデレラって…ガラスの靴どこいったの！？)

「は、はい…」

「じゃあ、まずジョシュアが手本見せて？」

「OK！」

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