次のオーディション参加者は…? ページ8
「ねぇ、バルト!」
「お、なんだよA」
カットの声がかかって、直ぐに言いたかったことを言う。
「指輪の箱を箱のまま手の上に置いちゃダメでしょ!」
さっきのオーディション中、プロポーズ用の指輪を箱ごと私の手に乗せたのだ。
「そこかよ〜」
「細かいことを言うつもりはないけど、指輪を箱ごと置かれたら、何かわからないじゃん!」
「Aはとてもロマンチストなんだね!」
ジョシュアが口を挟んでくる。
「そう?」
うんうん、と頷くバルト。
「で、なぁA!魔法ってどこにあるんだ?」
「「「え?」」」
私、ジョシュア、桃谷監督の声がハモる。
「あ、もしかして、バルトの演技が様になっていたのは、話にのめり込んでいたのではなくて、現実とお話が混ざっていたから?」
「oh…そういうことか…」
「そういうことだね」
「「「あはははは!」」」
私たち3人の笑い声が響き渡る。
「なんだよ〜〜!俺の演技、そんなにおかしかったかー?」
口を尖らせるバルト。
「違うよ。バルトくんの演技がすごかったね、っていう話さ。」
(監督!ナイスフォロー!)
「あ、バルトくんはどうする?この後もオーディションは続くけど、見学してく?オーディションの結果は電話で連絡するけど…」
「次のオーディションって誰なんだ?」
「あぁ、それは…」
「俺だ。」
不意に後ろから知ってる声がする。
「「シュウ!!」」
私とバルトの声がハモる。
「次は俺の番らしい。A、久しぶりだな」
「うん!久しぶりだね!」
「よく来たね、シュウくん。俺は、この作品の監督の桃谷歌恋。手紙は読んでくれたよね?」
軽く自己紹介をして、オーディションの流れへ持っていく。
「はい。シンデレラのリメイク版を今度映画で取る為に、俺らブレーダー達から王子役を選ぶんですよね」
「流石シュウ!雨で手紙を濡らしちゃったバルトとは違うなぁ〜〜」
横目でバルトを見る。
「ゔっ…」
「一応、バルトの演技も少し観させてもらったので、流れはわかっています」
「じゃあ、早速行ってみよっか」
「はい!」
4人がお気に入り
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ゆい(о´∀`о) - 瀬央さん» 最高なんて言われるなんて!嬉しいです!応援ありがとうございます! (2018年10月20日 0時) (レス) id: a29e17b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - わー素敵!シュウ様最高でした!応援してます! (2018年10月19日 20時) (レス) id: 8900a37839 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(о´∀`о) - 瀬央さん» ありがとうございます!頑張りますね!! (2018年10月18日 22時) (レス) id: a29e17b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - あ、一番右のお星様、押させていただきましたよ♪ (2018年10月18日 22時) (レス) id: 7188a9c310 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - シュウ様はやく見たい♪ 更新頑張ってくださいね! (2018年10月18日 22時) (レス) id: 7188a9c310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい(о´∀`о) | 作成日時:2018年10月8日 7時