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『きょう今から時間ある？』
そう短い文面をLINEで送ると、少したって『うん』とこれまた短い言葉で返ってきた
『3組の教室来れる？』
『うん』
わざとらしいくらいそっけない返しに、妙なこわさと、少しの寂しさがあった
上にスクロールして、彼とのトーク履歴を見てみる
一生懸命会話を繋ごうとしている神田に対し、俺は短い相槌を打つばかりで、こいつ嫌なヤツだなって自分でも思った
立場が逆転したような今の状況がなんだかおかしくて、落ち込んでるのに笑えてきた
『ごめん、神田』
そう打とうとした手を途中で止めて、少し考えてから、削除キーを長押しで全て消した
「(これは直接言おう)」
第一、何がごめんだ。何に対してのごめんだ
謝りたいことが多すぎるのに、何に謝ればいいのかもわからない
『ありがとう』
それだけ送って、携帯をバックに放り込んだ
みんな部活やらなんやらで、今はこの教室に俺1人だ
もうすぐあいつが来る……いや、来ないかもしれない
あいつと顔合わせて、何の話をすればいいのかもわからないし。自分の考えも、まだまとまってないのに
不安だ
全部が不安でこわくて、俺じゃないみたいだ
「とりあえず、今日は自分勝手に実力行使みたいなマネはなしで……」
そう呟いて教室の扉に目を向けると、いつの間にかほんの数センチ控えめに開けられて、誰かが中を確認するように覗いている
「あっ、神田」
こちらと目があって、驚いて閉めようとする扉の隙間に無理矢理指を突っ込みこじ開ける
「神田っ、お前……危ねぇな、指挟むとこだったぞ！」
「いや、高野が自分で……何でもない。ごめん」
しばらくの間放心状態の神田だったが、それが終わると何かが解けたようにフッと吹き出した
俺が必死なのに、神田は何故か可笑しそうにクツクツ笑っていて、意味がわからない
「なんだよ」
「いやだって、言ったそばから……ははっ」
「だから何」
「言ったそばから、自分勝手に実力行使してきたなぁと思って」
笑いを殺しながら言う神田の言葉の意味がわからなくて、少し考えて、先程までの己の行動を振り返る
「あ！？いや、ごめん！そういうつもりじゃなくてだな！」
「なんだよ、いつものことなんだからもう慣れたよ」
いや、慣れてもらっても困ります……
そう思ったが、怪訝そうな表情の、ツンと尖った唇が可愛くて
まぁ、それでもいいかと思った
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山桜桃(プロフ) - 完結おめです！読み終わりましたーこれから他のBL作品巡回してきます┌(┌＾o＾)┐ﾎﾓｫ、、、() (2020年4月28日 6時) (
レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃(プロフ) - ご、、ごめんなさい！下の人がコメントしたので通知が来て「暇だから読んでみっか」と思って読み始めたら、、エグいです、、、可愛すぎて無理、、、「萌えます」の一言で終わらしちゃダメなやつ！！！！あっ私、下のカラ松ガールです。本当に読む手が止まりません！ (2020年4月28日 5時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 萌えますねぇ。ちょっと逝って来ます、どこに？それ聞きます？？ (2020年4月28日 2時) (レス) id: cfb86d3e94 (このIDを非表示/違反報告)
なんじゃらほいほい(プロフ) - カラ松ガールさん» まじですか……嬉しい (2019年12月1日 4時) (レス) id: 8999d0f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - 萌えます (2019年11月28日 0時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんじゃらほいほい | 作成日時：2018年4月5日 11時
