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俺、今から神田とキスすんだ……
その言いようのない高揚感を落ち着けるために、ゆっくりと息を吐き出す
「(よしっ)」
そう覚悟を決め、そっと唇を寄せる
「〜〜んでそいつがさぁ」
「まじ？やばくね！」
「っ！？」
廊下で数人の男子生徒の声が聞こえて、神田が反射的に身を引く
「たかっ、んっ」
それを逃がさないというように、その薄い唇に、強引に口付けた
教室の外は騒がしくて、この場所だけが隔離された世界であるような、不思議な感覚
「(……ああ、すげぇ)」
初めて彼女とキスした時も、体を繋げた時でさえも、こんなに幸福を感じたことはなかった
嬉しいと思った、最高に
できれば神田も、俺と同じであってほしいと思った
生徒たちの声が遠くなる。そこから止まった時を動かすように、そっと唇を離した
「……人、きてたよ……？」
「うん、知ってる」
「見られたらどうするつもりだったの……？」
「俺は、見られてもいいと思ったから」
「っ、もう、自分勝手だなぁ！」
神田はそう言って、真っ赤な顔でそっぽを向いてしまった
「ぅ……悪い」
そんなに嫌がられるとは思ってなくて、肩を落とす俺に、神田は困ったようにため息をついた
「もう、そうじゃなくて……俺は、嫌だからっ、高野が田辺や吉田と気まずくなんのも、周りからいろいろ言われんのも……高野が今まで築いてきたものが、自分のせいで壊れるのが嫌なんだよ」
少し感情的になって言う神田は、あいも変わらず俺の心配ばかりする
「あいつらは、そんなことじゃ態度変えたりしない、と、思う」
「それに、言ってんじゃん。他のやつなんて関係ない、それくらいお前が好きなの、俺は」
そう言うと、神田は驚いたように目を見開いた後、泣きそうな顔で、幸せそうに笑った
「……俺、女々しいよ？二股なんてされたら泣いちゃうかも」
「しない、そんなの。お前以外いない」
「ほんとかなぁ、やりそうな奴の台詞だなぁ」
「もししたら、半殺しにしてもいい」
「ふ〜ん……じゃあ、もし鈴野さんみたいに美人で優しくて胸の大きいお姉さんが迫ってきても、しない？」
「……………………し、ない」
「おい、なんだ今の間は」
ジト目で俺を見上げてくる神田に、「冗談だよ」と笑って返す
随分難しい問いだと思ってた
時間もかかった
でも
「神田、俺と付き合って」
解いてみたら、案外答えはシンプルだった
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山桜桃(プロフ) - 完結おめです！読み終わりましたーこれから他のBL作品巡回してきます┌(┌＾o＾)┐ﾎﾓｫ、、、() (2020年4月28日 6時) (
レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
山桜桃(プロフ) - ご、、ごめんなさい！下の人がコメントしたので通知が来て「暇だから読んでみっか」と思って読み始めたら、、エグいです、、、可愛すぎて無理、、、「萌えます」の一言で終わらしちゃダメなやつ！！！！あっ私、下のカラ松ガールです。本当に読む手が止まりません！ (2020年4月28日 5時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 萌えますねぇ。ちょっと逝って来ます、どこに？それ聞きます？？ (2020年4月28日 2時) (レス) id: cfb86d3e94 (このIDを非表示/違反報告)
なんじゃらほいほい(プロフ) - カラ松ガールさん» まじですか……嬉しい (2019年12月1日 4時) (レス) id: 8999d0f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - 萌えます (2019年11月28日 0時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんじゃらほいほい | 作成日時：2018年4月5日 11時
