お爺ちゃんじゃない【２】

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YG side


その時は信じられなかった。俺たちがまさかアメリカのチャートランキング1位を獲るなんて。



色んな人から関心が集まってアメリカの番組からオファーがあったりインタビューがあったり、俺を含めてメンバー全員が戸惑いを感じながら確かな嬉しさに浸かっていた。




それから海を越えて様々な国で自分達のパフォーマンスをしていった。どこに行っても歓迎してくれてarmyたちが喜んでくれている。それだけで幸せだった。




だけど、




「これ以上は無理です。肩が上がらないどころじゃなくなります。生活にも支障が出てしまうかもしれない。これから先のことを考えると手術を受けて頂くのがご賢明かと･･･」


YG「･･････」


「苦しい決断かもしれませんが･･･」


MN「･･･分かりました。今後のことはまた次回定期受診の時にお伝えいたします」





一緒にいたマネヒョンが俺を支えてくれるけど、正直頭に何も入ってこない。まさかこの怪我がこんなにも大きくなるなんてあの時の俺は思ってなかったから。だけどどれだけ治療してきても良くならないのも確かで。




YG「･････････」


MN「ユンギ、とりあえず会社に戻ってパンPDとも相談しよう。お前が1人で抱えて決める問題じゃない。俺もみんなもお前の身体が1番心配なんだから」


YG「･･･ヒョン･･････」


MN「ほら、しっかりシートベルトつけろよ。メンバーには俺から説明するから気にするなよ」


YG「･･･だけど」


MN「気持ちは分かるよ。だけどお前たちの絆もお前たちとarmyの絆もやわじゃないんだから。みんなを信じないと」




そう言ってマネヒョンと俺は会社に戻って行った。





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